世界最大のUFOキャッチャーが、トヨタ「ラクティス」のCMに登場 イマドキ家族が協力して「ラクマ」をゲット |
10月8日、東京・六本木の六本木ヒルズアリーナで世界最大のUFOキャッチャーを使ったトヨタ「ラクティス」の新TV CM撮影会が行われた。
ラクティスは、主要なユーザー層である子育て中の若いカップルを、新しい価値観を持つ「イマドキ家族」と位置づけて開発されており、Webサイト「イマドキ家族.com」(http://imadoki-kazoku.com/)で、さまざまなアンケートを実施している。
新TV CMは、そのイマドキ家族が協力してUFOキャッチャーを操作し、イメージキャラクターである「ラクマ」のぬいぐるみをゲットする模様を撮影。撮影に使われるUFOキャッチャーのサイズは、12.1×13.3×9m(幅×奥行き×高さ)と、ビル3階分の高さがあり、UFOキャッチャーの登録商標を持つセガサミーから世界最大とのお墨付きを得ている。現在「クレーンゲームカテゴリー」でギネス記録を申請中とのこと。
撮影に参加する家族は、インターネットなどで募集。10月8日の撮影当日には、次々にUFOキャッチャーのクレーン操作を行い、見事にラクマをつり上げて大喜びする家族の姿が見られた。
六本木ヒルズアリーナに設置された世界最大のUFOキャッチャー。高さは3階建てのビルに相当 | 吊り上げたラクマのぬいぐるみを入れるドロップボックス | |
ラクティス形状のクレーン部。クレーンの爪は2つなので、つり上げるのが難しそうだ |
クレーン操作は、通常のUFOキャッチャーと同じく、縦・横の2軸で操作し、2本のレバーを操作する。UFOキャッチャーは、縦軸と横軸の位置をぬいぐるみにあわせるのがポイントで、ぬいぐるみが多数置かれた景品部の横や後ろに家族が分かれて、声を掛け合いながら位置を決めていた。
イマドキ家族とラクティスでの記念写真をCM用に撮影 |
これは別のイマドキ家族がゲットした際に登場したラクティス。ボディーカラーが異なる | ゲットしたラクマが運び込まれる | |
ラクマの全長は180cm。ラクティスのラゲッジルームに無事収まった |
世界最大のUFOキャッチャーをラクティスの新しいCMに起用した意図はどこにあるのだろう。ラクティスのマーケティングディレクターであるトヨタマーケティングジャパン マーケティング局の池山毅氏に聞いてみたところ、UFOキャッチャーありきのCMではないと言う。「ラクティスはイマドキ家族を対象に訴求してきたが、1年経ってそれが徐々に浸透してきた。震災もあり世の中がもう一つ明るくないなか、もっとイマドキ家族を応援したいね、元気づけたいねというのが新CMのミーティングで出てきた」と言う。
ラクティスはコンパクトで大容量がウリのクルマのため、いろいろなものを積めるものを、また、家族みんなが協力し合えるものを企画したところ、UFOキャッチャーというアイデアが出た。どうせやるなら世界最大のものということで、最大というコンセプトがラクティスの大容量にもつながった。
実際、UFOキャッチャーで全長180cmのラクマをゲットし、ラクティスに詰め込む家族の姿は、CM撮影などを忘れて心からイベントを楽しんでいるように見えた。ぜひ、11月上旬から放映されるというCMに、家族の笑顔がどのように反映されているのか確認してみてほしい。
CM撮影を兼ねたイベントのため、会場のまわりには多数のカメラが配置されていた |
(編集部:谷川 潔)
2011年 10月 11日