世界最大のUFOキャッチャーが、トヨタ「ラクティス」のCMに登場
イマドキ家族が協力して「ラクマ」をゲット

トヨタ「ラクティス」とイマドキ家族

2011年10月8日実施



 10月8日、東京・六本木の六本木ヒルズアリーナで世界最大のUFOキャッチャーを使ったトヨタ「ラクティス」の新TV CM撮影会が行われた。

 ラクティスは、主要なユーザー層である子育て中の若いカップルを、新しい価値観を持つ「イマドキ家族」と位置づけて開発されており、Webサイト「イマドキ家族.com」(http://imadoki-kazoku.com/)で、さまざまなアンケートを実施している。

 新TV CMは、そのイマドキ家族が協力してUFOキャッチャーを操作し、イメージキャラクターである「ラクマ」のぬいぐるみをゲットする模様を撮影。撮影に使われるUFOキャッチャーのサイズは、12.1×13.3×9m(幅×奥行き×高さ)と、ビル3階分の高さがあり、UFOキャッチャーの登録商標を持つセガサミーから世界最大とのお墨付きを得ている。現在「クレーンゲームカテゴリー」でギネス記録を申請中とのこと。

 撮影に参加する家族は、インターネットなどで募集。10月8日の撮影当日には、次々にUFOキャッチャーのクレーン操作を行い、見事にラクマをつり上げて大喜びする家族の姿が見られた。

六本木ヒルズアリーナに設置された世界最大のUFOキャッチャー。高さは3階建てのビルに相当吊り上げたラクマのぬいぐるみを入れるドロップボックス
ラクティス形状のクレーン部。クレーンの爪は2つなので、つり上げるのが難しそうだ

 クレーン操作は、通常のUFOキャッチャーと同じく、縦・横の2軸で操作し、2本のレバーを操作する。UFOキャッチャーは、縦軸と横軸の位置をぬいぐるみにあわせるのがポイントで、ぬいぐるみが多数置かれた景品部の横や後ろに家族が分かれて、声を掛け合いながら位置を決めていた。

家族でなにやら相談。目的のラクマを決めているのだろうクレーン操作を開始。合図を送りながらラクティスクレーンを動かしていく操作レバーは子供の背丈ほど。縦軸の位置決めを行っている
クレーンが景品箱の中へどうやらラクマをつかむことができたようだ。会場からも歓声が上がる1度に2匹のラクマをゲット!!
しかし、すぐに1匹のラクマは落ちてしまった残りのラクマを大事にドロップボックスまで運ぶドロップボックス直前で落ちてしまったが、ラクマは無事ドロップボックスに転がり落ちた
足先だけが見えているラクマを無事ゲットできたのでサンバ隊が登場ロープパフォーマンスも実施
ステージ下からは音楽隊が登場音楽隊に続き、ラクティスが現れた歓迎を受けるラクティス
イマドキ家族とラクティスでの記念写真をCM用に撮影
これは別のイマドキ家族がゲットした際に登場したラクティス。ボディーカラーが異なるゲットしたラクマが運び込まれる
ラクマの全長は180cm。ラクティスのラゲッジルームに無事収まった

 世界最大のUFOキャッチャーをラクティスの新しいCMに起用した意図はどこにあるのだろう。ラクティスのマーケティングディレクターであるトヨタマーケティングジャパン マーケティング局の池山毅氏に聞いてみたところ、UFOキャッチャーありきのCMではないと言う。「ラクティスはイマドキ家族を対象に訴求してきたが、1年経ってそれが徐々に浸透してきた。震災もあり世の中がもう一つ明るくないなか、もっとイマドキ家族を応援したいね、元気づけたいねというのが新CMのミーティングで出てきた」と言う。

 ラクティスはコンパクトで大容量がウリのクルマのため、いろいろなものを積めるものを、また、家族みんなが協力し合えるものを企画したところ、UFOキャッチャーというアイデアが出た。どうせやるなら世界最大のものということで、最大というコンセプトがラクティスの大容量にもつながった。

 実際、UFOキャッチャーで全長180cmのラクマをゲットし、ラクティスに詰め込む家族の姿は、CM撮影などを忘れて心からイベントを楽しんでいるように見えた。ぜひ、11月上旬から放映されるというCMに、家族の笑顔がどのように反映されているのか確認してみてほしい。

CM撮影を兼ねたイベントのため、会場のまわりには多数のカメラが配置されていた

(編集部:谷川 潔)
2011年 10月 11日