独BMW、2シーターオープン「MINIロードスター」

2011年10月30日(現地時間)発表



 独BMWは30日(現地時間)、「MINIロードスター」を発表した。

 ハッチバック、クラブマン、コンバーチブル、カントリーマン(日本名:クロスオーバー)、クーペに続くMINIファミリー6番目のモデル。

 2シーターのオープンモデルで、手動のソフトトップを備える。コンバーチブルに続く2番目のオープンモデルだが、Aピラーがより寝かされ、全高はコンバーチブルより20mm以上低く、相対的にウエストラインが高い。インストゥルメントパネルにはコンバーチブルと同様に、ルーフを開けている時間を表示する「オールウェイズ・オープン・タイマー」をオプションで装着することができる。

 リアデッキを備え、独立した240Lのトランクルームを持つ。トランクルームはスルーローディングシステムを備え、長尺物も積むことができる。

 このリアデッキには80km/hで自動展開するアクティブスポイラーがオプション(ジョン・クーパー・ワークスは標準)で用意される。スポイラーを展開すると40kgのダウンフォースが発生する。リアシートの背後にはロールバーを備える。

 

 他のMINIファミリー同様にさまざまなボディーカラーが用意され、細かいカスタマイズも可能。横滑り防止装置「ダイナミック・スタビリティ・コントロール」、電動パワーステアリングを標準で備えるほか、ダイナミック・トラクション・コントロール、エレクトロニック・ディファレンシャル・ロック・コントロール、パークディスタンスコントロール、アダプティブヘッドライト、コンフォートアクセス、ハーマン・カードンのラウドスピーカーシステムなど豊富なオプションが用意される。

 用意されるモデルはパワーユニット別に4種類。最強の155kW/211HPユニットを搭載する「ジョン・クーパー・ワークス」、135kW/184HPのターボユニットを搭載する「クーパーS」、自然吸気ユニットの「クーパー」、ターボディーゼルを搭載する「クーパーSD」で、「ワン」は用意されない。クーパーとクーパーSDはアイドリングストップ機構とブレーキエネルギー回生システムを備える。

 トランスミッションはジョン・クーパー・ワークスが6速MTのみ、その他は6速MTと6速ATが選べる。

 

 クーパークーパーS
全長×全幅×全高[mm]3728×1683×13843734×1683×1390
ホイールベース[mm]2467
前/後トレッド[mm]1459/14671453/1461
重量(カッコ内はATモデル)[kg]1120(1160)1185(1205)
エンジン直列4気筒DOHC16バルブ1.6リッター直列4気筒DOHC16バルブ1.6リッター
ツインスクロールターボ
ボア×ストローク[mm]77×85.8
最高出力[kW(HP)/rpm]90(122)/6000135(184)/5500
最大トルク[Nm/rpm]160/4250240/1600-5000
(オーバーブースト時:260/1730-4500)
トランスミッション6速MT/6速AT
駆動方式2WD(FF)
前/後サスペンションマクファーソンソトラット/マルチリンク
前/後ブレーキベンチレーテッドディスク/ディスク
前/後タイヤ175/65 R15195/55 R16
前/後ホイール5.5J×156.5J×16
定員[名]2

 

 クーパーSDジョン・クーパー・ワークス
全長×全幅×全高[mm]3734×1683×13903758×1683×1391
ホイールベース[mm]2467
前/後トレッド[mm]1453/14611453/1461
重量(カッコ内はATモデル)[kg]1200(1275)1185(1205)
エンジン直列4気筒DOHC16バルブ2リッター
ディーゼルターボ
直列4気筒DOHC16バルブ1.6リッター
ツインスクロールターボ
ボア×ストローク[mm]84×9077×85.8
最高出力[kW(HP)/rpm]105(143)/4000155(211)/6000
最大トルク[Nm/rpm]305/1750-2700260/1850-5600
(オーバーブースト時:280/2000-5100)
トランスミッション6速MT/6速AT6速MT
駆動方式2WD(FF)
前/後サスペンションマクファーソンソトラット/マルチリンク
前/後ブレーキベンチレーテッドディスク/ディスク
前/後タイヤ175/65 R15205/45 R17
前/後ホイール5.5J×157J×17
定員[名]2

(編集部:田中真一郎)
2011年 10月 30日