ポルシェ、レーシングチーム向け「911 GT3 RSR」の2012年モデル

レーシングチーム向け「911 GT3 RSR」の2012年モデル

2011年11月7日(現地時間)



 独ポルシェAGは11月7日(現地時間)、同社モータースポーツ部門がカスタマーレーシングチーム向けに開発する最高峰モデル「911 GT3 RSR」の2012年モデルについて発表した。

 2012年モデルは、全幅が48mm拡大され、A.C.O.の“LM”GTE レギュレーションに準拠するように作られており、ル・マン24 時間耐久レース、FIA 世界耐久選手権、ル・マン・シリーズ、アメリカン・ル・マン・シリーズ、インターナショナルGT オープンをはじめとするシリーズやレースに出場することが可能。

 搭載するエンジンは、水平対向6気筒 DOHC 4.0 リッターで、義務化されたエアリストリクターを装着した状態で最高460PS(338kW)を発生し、ポルシェ製シーケンシャル6速トランスミッションを介して後輪を駆動。変速操作は、ステアリングホイールに備わるパドルシフトを介して行う。

 モータースポーツ部門のトップであるハルトムート・クリステン氏は、「これは、カスタマーチームが期待するとおりの技術的に完成した高性能レーシングカーです。世界のGTカテゴリーや耐久レースにおいて高い戦闘力を発揮するでしょう」と、コメントしている。

(編集部:谷川 潔)
2011年 11月 7日