BMW、「X5」を皮切りにディーゼルモデルを日本に順次導入 |
ビー・エム・ダブリューは21日、ディーゼル・エンジン搭載モデルを2012年から日本市場に順次導入すると発表した。
導入されるのは、日本のポスト新長期規制と欧州のEURO6の、2つの排出ガス規制に対応する、「BluePerformance」(ブルーパフォーマンス)と呼ぶモデル。
第1弾は2012年春に発売する「X5 xDrive35d ブルーパフォーマンス」。エンジンは3リッター直列6気筒の直噴ディーゼルターボで、最高出力は180kW(245PS)、最大トルクは540Nm(55.1kgm)。
ターボチャージャーには、タービン内のベーンの角度を変えることで排気の流れを最適化し、レスポンスを改善し、トルクバンドを広げた可変ジオメトリーターボを採用する。また、直噴システムはピエゾ・インジェクターを採用した新世代コモンレールで、最大1800barで燃料を噴射し、燃焼効率を向上させる。
排気ガスの処理のために尿素によるSCR(選択触媒還元)システムやDPF(粒子状物質除去フィルター)を備える。トランスミッションは8速AT。
これらにより燃費はJC08モードで11km/Lを達成。3リッター直列6気筒ガソリンエンジンを搭載するBMW X5 xDrive35iより約30%改善された。
また、エコカー減税の対象となり、自動車取得税と重量税が100%免税となるほか、クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金による、購入補助金を受けることができる。
X5 xDrive35d ブルーパフォーマンスは、第42回東京モーターショー(一般公開日:12月3日~11日)に展示される。
(編集部:田中真一郎)
2011年 11月 21日