ブリヂストン、スタッドレスタイヤの「プラットホーム」を知らない人は約8割
タイヤの安全に関する調査結果より

2012年1月6日発表



 ブリヂストンは1月6日、タイヤの安全に関する調査結果を発表した。

 このリポートは、「タイヤの日」が4月8日であることを背景に、毎月8日を「ブリヂストン タイヤセーフティーの日」と設定し、2月まで毎月タイヤの安全に関わる情報を発信している。

 今回の調査では、雪国(北海道・東北6県・北陸4県・長野/鳥取/島根県)を除いた地域に在住し、クルマを月に1回以上かつ雪道を年1回以上運転する男女1000人(18~69歳)に対して、スタッドレスタイヤの「プラットホーム」に関する調査を行った。質問項目は「スタッドレスタイヤについているプラットホームをご存じですか」「残り溝何%からスタッドレスタイヤとして使用できなくなるかご存じですか」の2つ。

 その結果、ドライバーの79%がスタッドレスタイヤのプラットホームを知らないと回答するとともに、プラットホームを知っていると回答したドライバーの71%が、スタッドレスタイヤの使用限界溝深さを知らないことが分かった。

ドライバーの79%がスタッドレスタイヤの「プラットホーム」を知らないと回答スタッドレスタイヤの使用限界溝深さを知らないと回答したドライバーは71%だった

 「プラットホーム」は、スタッドレスタイヤの使用限度を示すサイン。プラットホームが露出すると、50%摩耗したことを示すとともに、冬用タイヤとして使用できなくなる。露出した状態で冬道を走行すると、氷上でのブレーキ性能悪化や雪路・シャーベット路での走行でスリップの可能性が高まると言う。

 また、冬場は「タイヤの管理が一般的にルーズになる」「バルブコアーの凍結から空気漏れ」「外気温の低下による空気圧の低下」といった要因により、空気圧が低下しやすい季節。そのため、指定空気圧に対して0~+20kPaの範囲で設定するほか、少なくとも月1回、タイヤが冷えた状態で点検することや、バルブキャップがしっかり装着されているかチェックするよう呼びかけている。

(編集部:小林 隆)
2012年 1月 6日