日産、スポーツタイプのレンジエクステンダーEVをジュネーブショーで公開
インフィニティブランド初のミッドシップレイアウトを採用

レンジエクステンダー式のスポーツEVコンセプト。名称はまだ決定していない

2012年1月10日(現地時間)発表



 日産自動車は1月10日(現地時間)、3月に開幕する「ジュネーブモーターショー2012」で、レンジエクステンダー(航続距離延長装置)を搭載したスポーツタイプの電気自動車(EV)を公開すると発表した。

 同社のプレミアムブランド「インフィニティ」が手がけたスポーツEVで、1.2リッターエンジン、バッテリー、モーターを組み合わせたレンジエクステンダー式を採用する。また、ミッドシップレイアウトとし、最適な重量配分にすることで理想的なハンドリングを実現すると言う。インフィニティブランドでミッドシップレイアウトを採用するモデルは初。

 そのほかの詳細は現段階で明らかになっていないが、今回の発表と同時に掲載された商品企画本部 副本部長 フランソワ・バンコン氏のインタビュー(http://www.nissan-global.com/JP/REPORTS/2012/01/120111.html)では、「内燃機関のエンジンを規制する欧州のいかなる市街地でも後ろめたさなく走行できる」「このクルマを使えばレース場でも最大限走りを楽しむことができる」としており、未来に向けたスポーツカーの新しい提案として開発を行っていることが述べられている。

(編集部:小林 隆)
2012年 1月 12日