独BMW、新型「M6」クーペとカブリオレ発表
V8 4.4リッター ツインスクロール・ツインターボを搭載

2012年2月12日(現地時間)



 独BMWは12日(現地時間)、新型「M6」を発表した。クーペとコンバーチブルが用意される。

 パワーユニットは先代のV型10気筒DOHC 5リッターから90度V型8気筒DOHC 4.4リッター直噴 ツインスクロール・ツインターボに改められた。このエンジンはクロスバンク・エキゾースト・マニフォールド、可変バルブリフト機構「バルブトロニック」、吸排気可変バルブタイミング機構「ダブルヴァノス」などを備えており、先代よりも最高出力が10%、最大トルクが30%高められている。0-100km/h加速はクーペが4.2秒、カブリオレが4.3秒。0-200km/h加速はクーペが12.6秒、カブリオレが13.1秒。最高速度は250km/hだが、オプションの「Mドライバーズパッケージ」を装着すると305km/hになる。

 一方でアイドリングストップ機構を始めとする省燃費技術も搭載されており、燃費は先代よりも30%以上改善されているとしている。

 トランスミッションは7速デュアルクラッチATの「M ダブルクラッチトランスミッション(DCT)」。

 クーペはCFRPルーフ、カブリオレはファブリックルーフを装備する。

 クーペカブリオレ
全長×全幅×全高[mm]4898×1899×1368
ホイールベース[mm]2851
前/後トレッド[mm]1630/1612
重量(DIN)[kg]18501980
エンジンV型8気筒DOHC 4.4リッター直噴
ツインスクロール・ツインターボ
ボア×ストローク[mm]88.3×89
圧縮比10:1
最高出力[kW(PS)/rpm]412(560)/6000-7000
最大トルク[Nm/rpm]680/1500-5750
トランスミッション7速デュアルクラッチAT
駆動方式FR
前/後サスペンションダブルトラックコントロールアーム/
インテグラルVマルチアームアクスル
前/後ブレーキ6ピストン、ベンチレーテッドディスク(400mm)/
1ピストン、ベンチレーテッドディスク(396mm)
前/後タイヤ265/40 R19 / 295/35 R19
前/後ホイール9.5J×19/10.5J×19
定員[名]4
ラゲッジルーム容量[L]460300~350

(編集部:田中真一郎)
2012年 2月 14日