ダイハツ、「ハイゼットカーゴ」ベースの商用EVで実証走行実験 滋賀県、大分県で4月から公道での走行実験を開始 |
ダイハツ工業は2月20日、「ハイゼットカーゴ」ベースの商用電気自動車(EV)を、走行試験用の車両として滋賀県と大分県に提供すると発表した。両県では、このハイゼットカーゴベースのEVを使って4月から公道での走行実験を開始する。
同社は低燃費技術「e:Sテクノロジー」を採用した軽自動車「ミラ e:S(イース)」など、「低燃費」「低価格」「省資源」を柱にしたガソリン車を開発・販売している。その一方で、小口宅配ニーズなどの用途に合わせた商用EVの開発も平行して行っており、今回両県の協力を得て公道での走行試験を開始することになった。
試験車両は、ハイゼットカーゴのハイルーフスペシャル(2WD)をベースに、モーター、リチウムイオンバッテリーを搭載。1充電あたりの走行可能距離はJC08モードで約150km(社内測定値)としている。最高速度は約100km/h。
乗車定員は4名で、最大積載量は250kg(2名乗車時)。車両重量は約1100kg。
(編集部:小林 隆)
2012年 2月 20日