米インテル、「コネクテッド・カー」の開発/普及に1億ドルを投資

2012年2月29日(現地時間)



 米インテルの投資部門であるインテル キャピタルは2月29日(現地時間)、「コネクテッド・カー基金」を設立した。

 自動車産業における技術革新や新しいサービスの普及を支援するための、1億ドルの投資基金。今後4~5年間で、車載情報通信(IVI)システムやモバイル接続、ドライバー支援システム、新しい車載アプリケーションなどを開発するハードウェア/ソフトウェア企業やサービス事業者に投資する。

 同社はクルマを「究極的なモバイル機器」と位置づけ、クルマをネットに接続して、クラウドや交通インフラ、他の車と通信することで、ドライバー支援や交通量を最適化する交通情報といった新しいサービスの提供が可能になるとしている。

 合わせて同社は、独にオートモーティブ・イノベーション&プロダクト・デベロップメント・センターを新設し、IVI/テレマティクス分野に特化した学術支援プログラムと、自動車分野でのインテル・ラボのインタラクション・エクスペリエンス・リサーチ部門を強化する。

(編集部:田中真一郎)
2012年 3月 1日