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【連載】西川善司の「NISSAN GT-R」ライフ
第2回:コストパフォーマンスの高い車種専用フロアマットを試す!


ついに納車された赤のR35 GT-R

 腫瘍摘出手術が終わって退院してから約1週間後、ついにGT-Rが納車となった。

 納車は自分でディーラーに取りに行く方法を選択したため、当日はバスを利用して愛車の出迎えに。挨拶のあと、愛車の前に案内され、その後は自分の担当のカーライフアドバイザ(CLA)氏とともに、内装にかぶせられたビニールを剥ぐ作業をすることにした。

 内装パネルはビニール梱包状態のまま組み立ててしまうため、意外や意外、ビニールを綺麗に取るのはなかなか大変だった。ひと通り、ビニール梱包を剥がし終われば、すぐに車内に乗り込みたくなるが、その前にやることが1つ。それはフロアマットを敷くことだ。

 今回、筆者はカーボンをふんだんにあしらった、12万6000円の純正フローマット「GT-R専用プレミアムスポーツ・フロアカーペット」の購入に躊躇したので、社外品のマットを購入してディーラーまで持参したのだ。

日産のCLA氏とともにアンラッピング

今買えるR35対応のフロアマット製品群
 多くの自動車ファンは純正のフロアマットを選択していると思うが、社外品も存在し、車種専用のデザインで販売されている。

 いわゆる純正のコピー品ではなく、純正の内装形状に合わせて型紙を起こしているところがほとんどで、フィッティングに関しては純正品に優るとも劣らぬ製品が多い。ほとんどの車種では、車体側にフロアマットを固定するクリップやフックが実装されているはずだが、社外品でもそうした固定部位が利用できるようにデザインされている。

 ただ、社外フロアマットは売れ筋の車種にしか設定されない場合が多く、GT-Rにそういった製品が存在するのかどうか、最初は不安だった。

 しかし調べてみると、R35型GT-R用のフロアマット製品を出しているところが何社かあることが判明。そのあたりをまとめてみたのが以下だ。R35 GT-R以外の車種のマットを販売しているメーカーもあるので参考にして欲しい。

Kansaiサービスのフロアマット製品ページ(http://www.kansaisv.co.jp/democar/nissan/r35white/r35white.html#J

Kansaiサービス
 R35 GT-R用のチューニングパーツを幅広くリリースしているKansaiサービス。フロントLSDやトランスミッションオイルクーラーなどはサーキット派のR35オーナーの定番製品となりつつある。その一方で内装パーツの販売もしっかり行っている。

 Kansaiサービスから発売されているフロアマットは純正と同形状で、ヒールサポートに強度が高めのゴムをあしらっているのが特徴。色はブラックのみで、端には「Kansaiサービス」のロゴが折り込まれる。価格はかなりリーズナブル。トランクマットも併売していて、こちらも色はブラックのみ。価格はフロアマット(フロント/リアセット)が2万6040円 、フロアマット(フロントのみ)が1万7640円、トランクマットが1万4490円。


BRANEW
 レクサスからベントレー、ハマーに至るまで、高級車のトータルコーディネートを行っているBRANEW。個性的なエアロパーツを連想しがちだが、実はフロアマットの販売も行っている。カラーはブラック、グレー、ベージュホワイトの3種類。ラグジュアリー志向の強い同社の製品らしく、日本製にこだわり起毛は15mmと深め。社外品とはいってもやや高価な価格設定となっている。価格はGT-R用が7万1400円。

BRANEWのフロアマット製品ページ(http://www.branew.jp/accessory/index.html#mat カラーバリエーション

ゼロフロアマット
 幅広い車種用を用意している通販系フロアマット専門店。カラーバリエーション、テクスチャパターンがかなり自由に選べるのが特徴で、価格は1万9950円から、もっとも高い製品で2万5200円とリーズナブルだ。テクスチャバリエーションは特にユニークで、よくあるチェッカーパターン以外にも、パステル調、動物柄などもラインアップしている。

ゼロマットのR35用フロアマット専用ページ(http://www.diczero.jp/ テクスチャバリエーションの一覧。ここからさらにカラーが選べる トラ柄も選択可能。トラ柄で白を選べばホワイトタイガー柄もOK

アルティジャーノ
 メイド・イン・ジャパンにこだわりを見せる通販系フロアマット専門店。製品ラインナップをあえて絞ることで純正同等以上の高品質を謳っている。製品ラインアップは起毛が16〜17mmと深いS3000と、起毛を12mm程度に抑えたスタンダードなC2000がある。カラーはブラック、グレー、ベージュがあるが、S3000でグレーは選べない。

 価格はS3000フロアマットが3万3800円、C2000フロアマットが2万2800円。

アルティジャーノのトップページ(http://m-artigiano.com/ アルティジャーノのR35 GT-R用フロアマット製品ラインアップ

autostation
 GT-Rマガジン、XaCar、CARトップといった自動車雑誌を刊行している交通タイムズが手がけているフロアマット通販サイト。テクスチャバリエーションやカラーバリエーションもそれなりに選べるにもかかわらず、非常に価格が安いのが特徴。単色モデルならば1万900円から用意されている。現在は販売を終了してしまったが、GT-Rマガジンの刊行元らしく、「GT-Rマガジン」のロゴ入りのフロアマット、トランクマットもラインアップされていた。

 価格はGT-R Magazine特製フロアマットが2万790 円、GT-R Magazine特製 トランクマットが1万5540 円、Mラインシリーズ フロアマットが1万900円〜1万4900円 円。

GT-Rマガジン特製フロアマット/トランクマット製品シリーズ(http://www.autostation.jp/user_data/gt-r_trunk.php GT-Rマガジンロゴ入りR35用フロアマット。色はブラック、グレー、レッドの3種
トランクマットは「GT-Rマガジン」ロゴ入り版のみをラインアップ。Mラインシリーズに設定なし R35用フロアマットとしては格安のMラインシリーズは1万900円から

KARO
 30年以上の実績を持つ社外フロアマット製品メーカーの老舗ブランドがKARO(カロ)だ。特殊化学繊維と天然素材のシザル麻を採用したものがあり、テクスチャによって「クエスト」「クローネ」「ウーリー」「フラクシー」「シザル」5つの製品ラインアップを取り揃えている。

 フロアマット取付のためのフックアタッチメントも充実。Webサイトにはカラーコーディネイトのシミュレーションページもあったりするなど、念入りに製品選びが行える。R35 GT-R用は4万900円〜5万1900円となっており、価格的には他の通販系専門店よりは若干高め。

 価格はクエストが5万1900円、クローネが4万6900円、ウーリーが4万2900円、フラクシーが4万1900円、シザルが4万900円。

KAROトップページ(http://www.karo1980.jp/ KARO製品の5つの素材解説ページ KARO製品を車体に設置したときのイメージを確認できるカラーコーディネイトページ

今回はKAROを選択。タイプはクローネ。色はボルドー
 今回はそれなりに品質とブランドを重視したいと言うことで、筆者はKAROを選択した。昔から有名だったKAROマットを購入してみたかったというのも原動力になっている。

 ボディーカラーが赤の車体なので赤系を選びたいとも思ったが、PURE EDITION(ピュアエディション)の内装はBLACK EDITION(ブラックエディション)のような赤アクセントもなく、シートは黒、内装はグレーになるので、鮮烈な赤は合わないと判断した。とは言え、若干の赤味は欲しいということで、シックで落ち着きのある葡萄色(ボルドー色)のクローネを選択した。

 1月28日に注文して製品が届いたのは2月3日。ほぼオーダーメードの割に早い対応だ。2月16日の納車時にはちゃんと間に合った。

段ボールで梱包されて到着 梱包箱の中にはビニールバッグの中に入った製品が。前席と後席、すべてのマットが封入された状態で重量を測定したところ、約4kgだった。これを担いでバスに乗るのは恥ずかしかった(笑)

 合わせてGT-Rマガジン特製トランクマットのレッドも注文した。2月10日に注文し、製品が届いたのは2月28日。結構待たされてしまい、納車時には間に合わなかった。なお、こちらはGT-Rマガジン特製フロアマット同様に、2月末で販売が終了している。

 実際にフロアマットを敷いてみたが、フィッティングは良好だ。運転席側はもちろん、後席側の複雑な内装形状に対してもしっかりと適合している。シートレールをうまく避けつつ、フロアマットが敷かれる面積を最大にするデザインは大したものだ。

運転席側。フラッシュを使って撮影するとずいぶんと明るく見えるが、実際の見え方は茶色に近いような葡萄色だ 運転席側とその後席側の様子。前席のシートレールをうまく回避しつつもマットのカバー率は高い 助手席側とその後席側の様子

 色も個人的には気に入っている。土足で上がる場所なわけだし、派手な純色ではないので泥汚れも目立たなそうだ。踏み心地も変にフカフカせず、床への接地感があるのがスポーツカーとよくマッチしていると思う。

 KAROマットもヒールのサポートはゴム製だが、その位置も機能性も良好だ。降りる時にはこのヒールサポートに足を掛けて踏ん張ることになるのだが、その時の足の「すべらない感」もよい。

 ただ、固定はやや甘い気がする。内装側に標準で組み付けされているフロアマット固定用の突起にひっかけられるのだが、ただ穴を通しただけの固定なので、ヒールサポートに足を掛けて乗り降りしていると、マット自体が次第に固定突起から抜けてしまい、前に行ってしまうことがあることに気がついた。

 なにかいい手立てがないものかとやってみたのが、フロアマット側の穴を抜けた突起の先端からゴムワッシャ(グロメット)をはめ込む工夫。筆者の場合は、これを1つの突起に対して2つはめ込む工夫をしてみたところ、前述したような「ズレ」は起こらなくなった。純正フロアマットの固定も、フロアマット側の穴をフロア側の突起に通すだけであり、同様の問題が起こりうる。マットが動いてしまうという人は、試してみるとよいだろう。

フロアマット固定用に市販のゴムワッシャ(125円)をはめ込んでみた

 トランクマットの方は、ただ敷くだけのもので固定はできない。フィッティングはまずまず。1つ残念だったのは、3つ折りに梱包されていたために、折り目が付いてしまっていた点。いずれ馴染むとは思うが、もう少し気を遣った梱包がなされていればな……と思う。ちなみにKAROのフロアマットは折り目が付かないような梱包がなされていた。

「スカイライン」用として届いたのでオーダーミスかと思って少し慌ててしまった 3つ折りでの梱包がなされていた。これはあまりよくないかも?
折り目が付いてしまっていた フィッティングはまずまず。折り目が馴染めばもっとよくなるか。ボディーカラーとの相性はなかなか

 次回は、社外品のバックカメラを純正同等の見栄えと機能性で取り付けるテクニックを紹介する。

(トライゼット西川善司)
2012年 4月 10日