高輪署とダットサン会、品川駅前でクラシックカーのパレード
交通安全フェアとして、一日署長は小林麻耶さん

第14回品川クラシックカーレビューイン港南

2012年4月15日開催



 高輪警察署と全日本ダットサン会、品川駅港南口商店会は4月15日、高輪交通安全フェアとして「第14回品川クラシックカーレビューイン港南」を開催した。品川駅駅前に、40台を超えるクラシックカーが集い、パレードランなどを実施。また高輪署の一日警察署長として元TBSアナウンサーの小林麻耶さん、一日警察副署長として歌手のえりんぬさんが訪れた。

 品川クラシックカーレビューは、4月6日より実施されていた春の交通安全運動をPRする一環として実施されたもの。JR品川駅港南口駅前広場には、ダットサンフェートンやフェアレディSRといったクラシックカーが並べられ、通行人の注目を集めていた。

品川駅の駅前にクラシックカーが集結した左からダットサン、ダットサン フェートン左からプリンス グロリア スーパー6、日産オースチンA40
左からダットサン1000、シルビア2台右手前から初代カリーナ1600、アウトビアンキ、ダットサンWピックアップ、プリンススカイラインなど右手前からセドリック デラックス、ダットサン1000など

 会場に設けられたステージの前には、協賛社として三井ダイレクト損保のムジコロジー研究所も参加。むじころうとむじこりんの他、デコトラ風自転車に乗ったトラッカーと小学生が登場し、ムジコロー体操を披露した。ムジコロジー体操には、ゆずり合いの気持ちが事故を減らすというメッセージが込められている。また、今年全国の警察署で取り組んでいる「自転車安全利用5則」をクイズ形式で出題するなど、交通安全をPRした。

ムジコロジー研究所のキャラクター、むじころうやむじこりんも登場ピーポ君も人気者だ
小学生グループが登場デコトラならぬデコチャリでトラッカー軍団登場あわや接触事故
最初はいがみ合っていた小学生とトラッカーだが、ムジコロジー体操を踊って仲直りする
ムジコロジー研究所のイベントに続いて、一日警察署長の小林麻耶さんが登場一日警察副署長は歌手のえりんぬさんが務めた。えりんぬさんはミニライブも開催
高輪警察署の本物の署長である本間均氏

 式典に登壇した高輪警察署の本間均署長によれば、今年現在での警視庁管内での交通事故死亡者数は42名。これまでと比べ、事故件数、死亡者数、負傷者数ともに大幅に減少しているとのこと。高輪署管内においては、交通事故死亡ゼロの日が1593日続いている。しかし「2月中には事後死亡である重傷事故が2件発生。こうした厳しい状況の中で、当署管内で、事故を1つでも減らそうと、メインスローガンを『事故をなくそう 無事故の輪 高輪』、またサブスローガンとして、子供と高齢者を交通事故から守るということで、まもるの“ま”はマナーの向上、“も”はモラルの醸成、“る”はルールの遵守として今後も広報していく」とした。

 また、一日警察署長を務めた小林麻耶さんは、「みんなで気を付ければ事故は減らせると思う。今日で交通安全週間は終わりますが、これからもみんなで気をつけて事故を減らしていきましょう」と述べた。

小林麻耶さんライダー用のエアバッグ内蔵ジャケット。ジャケットにつくアンカーをバイクと繋いでおくと、転倒してバイクと体が離れた際にエアバッグが展開する
小林さんがアンカーを引っ張ったが外れなかったため署員が対応。エアバッグの展開の早さと、その硬さに驚いていた
小林さんとえりんぬさんを乗せてパレードランも行われた
小林さんらに続いて多くのクラシックカーが街中をパレードした

(瀬戸 学)
2012年 4月 16日