ホンダ、北京ショーで来年発売予定の量産車のコンセプトモデル2台を初公開
ミドルクラスセダンとハイブリッドシステムを搭載したグローバルコンセプトカー

ミドルクラスセダンのコンセプトカー「Concept C」

2012年4月23日(現地時間)発表



 本田技研工業は4月23日(現地時間)、北京モーターショー(プレスデー:4月23日~24日、一般公開日:4月27~5月2日)で来年発売予定の量産車のコンセプトモデル「Concept C」「Concept S」をワールドプレミアした。

 Concept Cは、中国市場向けに開発したミドルクラスセダンのコンセプトカーで、Cには「Cool」「Challenge」「China」の意味が込められる。車両開発は中国と日本のチームが協力して行い、エクステリアデザインは龍をイメージしたスポーティなデザインを採用している。

 このConcept Cをベースとした量産車を、来年に広汽本田汽車有限公司から発売する予定となっている。

Concept C

 また、Concept Sは“新価値乗用ムーバー”を謳うハイブリッドシステムを搭載したグローバルコンセプトカーで、中国市場をメインターゲットとしている。Sには「Stylish」「Smart」「Surprise」の意味が込められると言う。

 来年には、Concept Sをベースとした量産車を東風本田汽車有限公司から発売する予定。

Concept S

 そのほか、アキュラブランドから今秋より中国で発売予定の小型セダン「ILX」と小型SUV「RDX」、3年以内に米国へ投入後、中国でも順次投入する計画を予定している次世代スーパースポーツ「NSX コンセプト」を中国で初公開。

 さらに東風ホンダの自主開発商品であるミドルクラスセダン「CIIMO(中国名:思銘)」を発表。

 CIIMOは8代目「シビック」をベースに、東風ホンダ研究開発センターが中国市場向けに開発したミドルクラスセダン。1.8リッターのMT車とAT車をラインアップし、価格は11.18万元(約144万円)からとなっている。

 ボディーサイズは4545×1755×1450mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2700mm。燃費は中国総合燃費モードで6.9L/100kmとしている。

小型セダン「ILX」小型SUV「RDX」次世代スーパースポーツ「NSX コンセプト」
東風ホンダの自主開発商品であるミドルクラスセダン「CIIMO(中国名:思銘)」

(編集部:小林 隆)
2012年 4月 23日