日産、ソーシャルメディアプロジェクト「にっちゃん」開始 |
日産自動車は28日、FacebookやTwitterなどソーシャルメディアを活用したコミュニケーション活動「にっちゃん」を開始した。同日、東京 銀座の日産ギャラリーで、発表会を開催した。
ソーシャルメディアを用いて、クルマに関心がある層はもちろん、関心の薄い層にもリーチするのが狙い。
活動のキーワードは「ワクワク」。同社のブランドメッセージには「今までなかったワクワク」があるが、調査によれば、普段の生活の中でワクワクすることがある人が56.3%、10年前よりもワクワクする機会が減った人が47.8%、クルマに対してワクワクする人が34.9%と言う。これを受け、にっちゃんを通してユーザーとコミュニケーションをとりつつ、日産についての情報を発信する。
同社はすでに公式Facebookページを運用しているが、編集長に放送作家の鈴木おさむ氏を、リポーターにタレントの高見侑里さんを招き、「2.3万円であなたの企画をお買い上げ」「検証『クルマでモテるのか!?』」「究極の『移動事務所カー』を作れ」などのコンテンツを提供する。
この中には、日産社員に日産やクルマについての抜き打ちテストを受けてもらう「日産・センター試験」、電気自動車のさまざまな性能について実験する「ソーシャルで募集 電気自動車10番勝負!」といったものもあり、テレビなどではできない“やんちゃ”な企画を通して、日産の親しみやすい側面をアピールする。
販売促進部の貴田氏 | ワクワクしない人が多い | にっちゃんの企画には「過去の名車倉庫に潜入!」のようにクルマ好きに向けたものも |
鈴木氏は「クルマへの興味があるなしに関係なく、若い人が日産に“あの会社なんか面白いことしているよね”というイメージを持ってもらえるようにがんばりたい。まずは僕が楽しんでワクワクしたい」と企画への意気込みを語った。また、同社販売促進部の貴田晃氏は「企業目線でなく消費者目線でワクワクするような日産の魅力を語って行きたい」とした。
(編集部:田中真一郎)
2012年 6月 28日