三菱自動車工業は、セダン「プラウディア」「ディグニティ」を、7月26日に発売する。価格はプラウディアが402万2000円～555万3000円、ディグニティが840万円。プラウディアは日産「フーガ」、ディグニティは同「シーマ」のOEMモデルとなる。

■プラウディア
　プラウディアはV型6気筒DOHC 2.5リッターエンジンを搭載する「250」「250 VIP」と、V型6気筒DOHC 3.7リッターエンジンを搭載する「370 VIP」「370 4WD」の4グレード構成で、「フーガ ハイブリッド」をベースとするモデルは用意されない。

　車名の「プラウディア（PROUDIA）」は、「PROUD（誇り高い）」と「DIAMOND（ダイヤモンド）」を合わせた造語となる。

　いずれのモデルも可変バルブタイミング機構付きのV型6気筒エンジンを搭載し、高出力と低燃費をバランスさせた。2.5リッターモデルの最高出力は165kW（225PS）6400rpm、最大トルクは258Nm（26.3kgm）/4800rpmを、3.7リッターモデルの最高出力は245kW（333PS）7000rpm、最大トルクは363Nm（37.0kgm）/5200rpmを発生。JC08モード燃費は前者が11.2km/L、後者が9.4km/L（4WD車は8.9km/L）となる。

　ボディーカラーはスーパーブラック、ブリリアントシルバー、クリスタルホワイトパール（有料色）、ディープブロンズ（有料色）の4色を展開。

　インテリアカラーは、「250」「250VIP」「370 4WD」はブラック、「370VIP」はブラウン。シート生地は「250」「370 4WD」が合成皮革ネオソフィール/ジャカード織物、「250VIP」が本革、「370VIP」がセミアニリン本革となる。

ディグニティ

■ディグニティ
　ディグニティはV型6気筒DOHC 3.5リッターエンジンと、1モーター2クラッチのパラレルハイブリッドシステム「ピュア ドライブ ハイブリッド」を組み合わせた、「VIP」の1グレードのみをラインアップする。

　車名のディグニティは、英語で「威厳」や「気高さ」を意味する。

　搭載エンジンの最高出力は225kW（306PS）6800rpm、最大トルクは350Nm（35.7kgm）/5000rpmで、モーターの最高出力は50kW（68PS）/1770-2000rpm、最大トルクは270Nm（27.5kgm）/0-1700rpmとなる。

　エクステリアデザインはベース車同様、全長5mを超える伸びやかなプロポーション、堂々とした存在感のあるデザインとした。ボディーカラーは、スーパーブラック、ブリリアントシルバー、クリスタルホワイトパール（有料色）の3色展開となる。

　また、インテリアカラーはブラウンとし、インパネ、ドアトリム、フロアコンソールに職人の手作業による銀粉本木目を採用するとともに、セミアリニン本革シートを装備。

　後席は3mを超えるロングホイールベースにより、クラストップレベルの空間を確保したほか、リヤパワーリクライニングシート、リヤセンターアームレスト内蔵コントロールスイッチ（オーディオ、エアコン、シートヒーター、リクライニング）、ボーズ5.1chサラウンド・サウンド付リヤプライベートシアターシステム、後席読書灯等を装備し、後席の快適性を確保している。