独フォルクスワーゲン、7代目の新型「ゴルフ」発表
全車にアイドリングストップ機能を搭載。従来モデルから最大23%燃費向上

7代目ゴルフを発表するVWのマルティン・ヴィンターコルン会長

2012年9月4日(現地時間)発表



 独フォルクスワーゲンは9月4日(現地時間)、7代目となる新型「ゴルフ」を公開した。新型ゴルフでは、まずはトレンドライン、コンフォートライン、ハイラインの3グレードを展開する。

 エクステリアデザインはキープコンセプトで、ルーフラインやCピラー、ホイールアーチの形状などは従来のデザインを踏襲し、どこから見てもゴルフと分かるものとした。新型ゴルフのデザインは、フォルクスワーゲングループのデザインを統括するワルター・デ・シルバ氏が手がけている。

 その一方で、ボディーサイズは4255×1799×1452mm(全長×全幅×全高)とし、従来モデルから59mm長く、13mm広く、28mm低くなり、ホイールベースは2637mmで59mm長くなっている。また、後席は6:4分割可倒式とし、後席シートバックを倒すことで荷室長は1558mmから2412mmに拡大できる。

 従来モデルから居住空間が広げられたにも関わらず、電子パーツで6kg、エンジンで40kg、駆動系で26kg、ボディー全体で37kgと、およそ100kgの軽量化が図られた。また、全車にアイドリングストップ機能、ブレーキ回生を搭載するなどし、燃費は最大で23%向上したと言う。

 搭載エンジンは、ガソリンが63kW/85PSまたは10kW/140PSの4気筒 TSI、ディーゼルが77kW/105PSまたは110kW/150PSの4気筒 TDIの計4モデルをラインアップする。

(編集部:小林 隆)
2012年 9月 5日