独BMW、3気筒+FFのプラグインハイブリッド「コンセプト・アクティブ・ツアラー」 パリ・ショーに出展 |
独BMWは、2012年パリ・モーターショーに「コンセプト・アクティブ・ツアラー」を出展する。
ボディーサイズが4353×1834×1560mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2670mmのプレミアム・5ドア・コンパクトのコンセプトカーで、プラグイン・ハイブリッド車。パワートレーンをフロントに横置きする。また床下にハイブリッド駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載する。
パワートレーンはeDriveと称するプラグイン・ハイブリッド・システム。電気のみで20km以上の航続距離を有する。
内燃機関は3気筒1.5リッター直噴ガソリンターボで、前輪を駆動。BMW伝統の直列6気筒エンジン由来としており、無断回可変バルブリフト制御システム「バルブトロニック」を備えるほか、騒音・振動を削減するためのバランサーシャフトを備える。電気モーターは後輪を駆動する。
システム出力は140kW/190PS以上で、0-100km/h加速は8秒以下、最高速度は約200km/h。一方で平均燃費は2.5L/100km、CO2排出量は60g/km以下となっている。
キドニーグリルやアクセントライン入りの丸目4灯ヘッドライト、ボディーサイドを流れるジッカーラインとロッカーライン、サイドウインドウ後端をキックアップさせたホフマイスターキンクなど、外観はBMWそのもの。
インテリアもセンターコンソールをドライバー側に向けるなど、BMWらしさを保っている。一方で天井全面はパノラマ・サンルーフになっており、光の透過率を変えることができる。
前席背後には「トラベル&コンフォート・システム」が備えられており、後席乗員のためにピクニックテーブルなどを取り付けることができる。
メーターパネルは10.25インチディスプレイにメーターを表示するタイプで、コンフォート、スポーツ、ECO PROの走行モードに応じて表示を変える。またフルカラーのヘッドアップ・ディスプレイも備える。
(編集部:田中真一郎)
2012年 9月 14日