フォード・ジャパン・リミテッドは9月19日、「フォーカス」を2013年前半に日本市場に導入すると発表した。

　フォーカスは欧州フォードによるCセグメント車で、1998年の初代以来、世界120カ国で累計1000万台以上を販売している世界戦略車。

　日本に導入されるのは、2011年にデビューした3代目。4370×1810×1480mm（全長×全幅×全高）の5ドアハッチバックボディーのフロントに、直列4気筒2リッター直噴エンジン「デュラテック」と6速デュアルクラッチAT「パワーシフト」を横置きして前輪を駆動する。

　エンジンは吸排気独立可変バルブタイミング「Ti-VCT」や減速時燃料遮断機構「ADFSO」を備え、最高出力125kW（170PS）/6600rpm、最大トルク202Nm（20.6kgm）/4450rpmを発生。ラジエターグリルのシャッターを閉じて空気抵抗を軽減し、暖機を早めるアクティブ・グリルシャッター、電動パワーアシスト式ステアリング「EPAS」などにより燃費を改善している。

　またコーナーリング時にフロント内側の駆動輪がスリップした場合に外側の駆動輪にトルクを配分して回頭性を高める「トルク・ベクタリング・コントロール」や、30km/h以下で有効な自動ブレーキ「アクティブ・シティ・ストップ」などを装備する。

　なお同社は、フォーカスS2000 TCが参戦しているWTCC（世界ツーリングカー選手権）の日本ラウンドの観戦チケットを、20組40名にプレゼントする。応募期間は9月19日～10月8日。