トヨタ自動車は11月14日、「プリウス」「ウィッシュ」「アイシス」「カローラ」「カローラ/カローラランクス/アレックス」「カローラフィールダー」「カローラスパシオ」「WiLL VS」「アルファード ハイブリッド」「エスティマ ハイブリッド」「クラウンセダン」「TOYOTA FCHV-adv」の計151万8098台のリコールを発表した。

　リコール原因は2つ。1つは「かじ取装置において、ハンドルとギヤボックスを連結している継手部品（インタミエクステンションシャフト）のギヤボックス側強度が不足しているものがあるため」で、これにより「低速時にハンドルを強く一杯に切る操作を繰り返すと、継手部品の連結部にガタが発生することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、連結部が摩滅し、かじ取り操作ができなくなるおそれ」がある。

　もう1つは「ハイブリッドシステムの電圧変換器（インバータ）用電動ウォータポンプにおいて、コイルの巻き線工程が不適切なためコイル線に傷がついたものがある」ためで、これにより「コイル線の腐食断線によりウォータポンプが停止して警告灯点灯や出力制限走行となります。また、線間ショートした場合には、電源ヒューズが切れて走行不能となるおそれ」があるとしている。

　前者では全車両点検し、当該継手部品を対策品と交換。後者では全車両、当該ウォータポンプを対策品に交換する。