メルセデス・ベンツ、スーパースポーツの最上級モデル「SLS AMG GT」 クーペとロードスターを用意 |
メルセデス・ベンツ日本はスーパースポーツカー「SLS AMG」の高性能バージョン「SLS AMG GT」を追加し、30日に発売した。納車は2013年3月頃から。
クーペとロードスターが用意され、価格はクーペが2650万円、ロードスターが2750万円。ステアリング位置は左のみ。
SLS AMGはAMGが専用モデルとして開発したスーパースポーツカー。フロントのV型8気筒6.3リッターDOHCエンジンで後輪を駆動する。
SLS AMG GTでは、エンジンの最高出力が420kW(571PS)/6800rpmから435kW(591PS)/6800rpmに高められ、アクセルレスポンスを向上。トランスアクスル方式のSLS AMG専用の7速デュアルクラッチトランスミッション「AMGスピードシフトDCT」は、GT専用制御とシフトダウン時のダブルクラッチ機能などにより変速時間を短縮した。
足まわりも、2モード切替式の電子制御サスペンション「AMG RIDE CONTROL パフォーマンスサスペンション」が、サーキット走行を含めたスポーツドライビングに重点を置いたGT専用チューニングを施されている。
外観は、GT専用にダークティンテッドヘッドライト&リアコンビネーションランプと、レッドペイント仕上げのAMG レッドブレーキ・キャリパーを装備。ラジエーターグリルのクロスフィン、ドアミラー、ボンネットフィン、フェンダーフィンは、グロスブラック仕上げになり、ポリッシュ/マットブラックペイントのAMG 10スポーク鍛造アルミホイールを備える。さらにトランクリッド右側のAMG エンブレムには「GT」の文字が添えられる。
インテリアは、ブラック基調にレッドステッチをあしらったGT専用デザインで、シートバックと座面の中央部にアルカンターラ素材を使用し、ヘッドレストにAMG アファルターバッハエンブレムをエンボス加工したスポーツシートを採用。センターコンソールとドアパネルライニングのトリムはハイグロスブラックとした。フラットボトムのAMGパフォーマンスステアリングホイールはグリップ部をアルカンターラ仕上げとし、12時の位置に赤でマーキングを施されている。インストゥルメントクラスターはブラックのフェースプレートを備え、上部にLED7個によるシフトインジケーターを備える。
このほかGT専用オプションとして、「デジーノ エクスクルーシブ スタイル レザー」インテリアを用意。デジーノレザーを随所に用い、シートやドアトリムにはコントラストカラーのダイヤモンドステッチを施す。
(編集部:田中真一郎)
2012年 11月 30日