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ランボルギーニ、「アヴェンタドール ロードスター」を国内発表
性能低下を最小限にしてオープン化
(2012/12/14 16:57)
ランボルギーニ ジャパンは12日、「アヴェンタドール LP 700-4 ロードスター」を、同社が東京 南青山に期間限定で開設したクリスマスカフェで、報道関係者に公開した。価格は4660万3200円。
ランボルギーニのフラッグシップモデル「アヴェンタドール LP 700-4」のオープントップモデル。Cピラーとリアウインドーを残して乗員の頭上のルーフを取り外せるようにした、いわゆる「タルガトップ」風のつくり。カーボンファイバー製ルーフは左右2分割して、手動で取り外し、フロントコンパートメントに収納する。ルーフ1枚の重さは6kg未満。
リアピラーから後ろはクローズドモデルから大幅に変更されており、ピラー上部には転覆時に飛び出して乗員を保護するオートマチック・パッセンジャー・プロテクションシステムが組み込まれたほか、リアウインドーには開閉機構が加えられた。リアウインドーを開閉することで、パッセンジャールーム内へ入る空気やエンジン音を変化させることができる。
エンジンフードのデザインはクローズドモデルとは全く異なり、中央を前後に貫く「スパイナル・コラム」(脊柱)と呼ばれる意匠が与えられた。スパイナル・コラムの左右には六角形のウインドーが設けられ、これを通してエンジンを外から見ることができる。
また前後ピラーとルーフ、リアウインドーまわりは光沢のある黒で塗装され、ボディーカラーと2トーンをなす。
パワートレーンや足まわり、ボディー構造はクローズドモデルと同じ。リアミッドに置かれたドライサンプのV型12気筒DOHC 6.5リッターエンジンは515kW(700HP)/8250rpmと690Nm/5500rpmを発生。7速のシングルクラッチ・シーケンシャルトランスミッション「ISR」を介して4輪を駆動する。
サスペンションもクローズドモデルと同じく、前後にプッシュロッド方式を採用している。
カーボンファイバーモノコックのパッセンジャーセルの前後にアルミサブフレームを着けたボディー構造も同様。ルーフがカットされたため、カーボンモノコックの捻れ剛性はクローズドモデルの35000Nmに対して22000Nmとなっているが、これでも先代フラッグシップモデル「ムルシエラゴ」の2倍以上としている。
同社のエジナルド・ベルトリ カントリー・マネージャーは「ロードスターを作るために技術者に与えられた指示は、パフォーマンスを落とさずにできるだけ軽量化すること」だったと明かした。クローズドモデルからの重量増は50kgに抑えられており、その結果、0-100km/h加速はクローズドモデルの2.9秒とほぼ同様の3秒となったこと、最高速度はクローズドモデルと同じ350km/hであること、これらがセグメントトップの性能であることをアピールした。