ホンダ、上海モータショーでMPVコンセプトモデル「Concept M」を世界初公開

　本田技研工業の中国現地法人 本田技研工業（中国）投資有限公司は4月20日、第15回上海モーターショー（プレスデー：4月20日、一般公開日：4月21日～29日）において、2013年発売予定の量産車のコンセプトモデル「Concept M」を世界初公開した。

新価値MPVコンセプトモデル「Concept M」

　Concept Mは、中国をメイン市場として開発したMPV（Multi Purpose Vehicle）セグメントのコンセプトカー。乗用車としての価値を持ちながら、ホンダのパッケージ技術を活用した快適で広い室内空間と、運転する楽しさを両立させた新しい価値を提供すると言う。デザインは日本の本田技術研究所 四輪R&Dセンターのデザインスタジオで行った。

Concept M

新型車「CRIDER（中国名：凌派）」

　2012年の北京モーターショーにて発表した「Concept C」（中国市場向けに開発したミドルクラスセダンのコンセプトカー）の量産車である「CRIDER」を発表した。龍をデザインモチーフとし、中国市場に向けて開発したミドルクラスセダンとなる。2013年6月に、広汽本田汽車有限公司から発売する予定。

CRIDER（中国名：凌派）

新型車「JADE（中国名：傑徳）」

昨年の北京モーターショーで発表した「Concept S」（中国市場をメインターゲットに開発し、中国から発売を開始する新価値乗用ムーバーのグローバルカー）の量産車である「JADE」を発表。デザインは、美しい外観に高貴な質感を秘めた翡翠をイメージしたとし、日常生活での使用から休日のドライブなどさまざまなニーズを満たすモデルとしている。JADEは、東風本田汽車有限公司より2013年9月に発売する予定。

JADE（中国名：傑徳）

中国自主ブランドモデル「理念S1」マイナーモデルチェンジ

広汽ホンダによる自主ブランド「理念S1」をマイナーモデルチェンジした。理念S1は、2011年4月に、中国自動車業界初の合弁会社による自主ブランド「理念（EVERUS）」の初量産モデルとして発売したもの。新モデルは、エクステリアとインテリアを刷新し、先進技術を搭載して、2013年5月に発売する予定。

【お詫びと訂正】記事初出時、JADEと理念S1の写真の位置が異なっており、誤解を招く形となっておりました。写真下に説明を入れ、整理しました。