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ボルボ、特別限定車「Polestar」を「S60」30台、「V60」60台発売

WTCCなどに参戦したポールスター社との共同開発コンプリートカー

S60とV60のコンプリートカー「Polestar」
2014年5月1日発売

S60 Polestar:799万円(30台)

V60 Polestar:819万円(60台)

 ボルボ・カー・ジャパンは5月1日、ボルボ・カー・グループのオフィシャル・レース・パートナーであるポールスター社と共同開発したコンプリートカー「S60 Polestar」「V60 Polestar」を限定発売した。それぞれS60 Polestarが799万円で30台限定、V60 Polestarが819万円で60台限定となる。

「S60 Polestar」
「V60 Polestar」

 1996年に設立されたポールスター社は、ボルボの「850」「S40」「S60」「C30」などで、BTCC(英国ツーリングカー選手権)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)といったレースに参戦してきた。これまでにもボルボのラインアップにパッケージオプションの形でポールスター社のレースDNAが生かされてきたが、今回は初めてスペシャルチューニングを施すハイパフォーマンスコンプリートカーとして共同開発された。

サーキットで磨き上げられたポールスター社の技術が注ぎ込まれたハイパフォーマンスコンプリートカー。ボディーカラーはポールスター社のイメージカラーである「レーベルブルー」、8万3000円高の「ブラックサファイヤメタリック」のほか、「アイスホワイト」を加えた3色を設定

 S60とV60の「T6 AWD R-DESIGN」をベースとした今回の限定車では、3.0リッター直列6気筒ターボエンジンに、新しいツインスクロールターボとインタークーラーを設定。さらに専用コンピュータプログラムを採用し、最高出力257kW(350HP)/5700rpm、最大トルク500Nm(369lb-ft)/2800-4750rpmを発生させる。また、6速ATのシフトプログラム、AWDシステムの駆動力配分などの変更も合わせて実施し、0-100km/h加速で4.9秒を実現している。動力性能の引き上げに合わせ、フロントブレーキには371mmのベンチレーテッドディスクとブレンボ製の6ピストンキャリパーを装着した。

 エクステリアデザインでも、ボルボ・カー・グループで行った風洞試験データを利用してエアロダイナミクスを改善。専用フロントスポイラーを装着して車体下部の空気の流れを最適化したほか、リアには専用のディフューザーに加え、S60にリアスポイラー、V60にルーフスポイラーを追加してダウンフォースを増加させている。

後輪に積極的な駆動力配分を行うポールスター専用チューニングをハルデックス製AWDシステムに対して実施。2.5インチ径のステンレス製マフラーにはポールスターのロゴマークが刻まれている
車両後方にはディフューザーとスポイラーを備え、フロントマスクにも専用スポイラーを設定。フロントグリルにポールスター仕様であることを示すエンブレムを設置する
ポールスター専用デザインの20インチアルミホイールを採用し、タイヤサイズは245/35 R20となる。足まわりでもベースモデルからスプリングレートを80%高め、オーリンズ製の専用ショックアブソーバーを組み合わせる
ブレンボ製の6ピストンキャリパーと大径ベンチレーテッドディスクにより制動力を向上

 インテリアでは、スポーツ走行時のホールド性を高めるため、本革シートの表皮を変更して2種類の革を組み合わせたタイプを専用設定。また、本革ステアリングやフロアマットのステッチ、イルミネーテッド・シフトノブなどにブルーを用い、スポーティなイメージを強調している。

 このほか、装備面ではチルトアップ機構付き電動サンルーフ、先進安全装備をセットにしたセーフティ・パッケージなどを標準装着している。

カーナビや車両設定などを合わせて調整できるSENSUSの起動画面にもポールスターのロゴマークが浮かび上がる
ステアリングのステッチは、R-DESIGNの白からブルーに変更
内部にポールスターロゴを設定するイルミネーテッド・シフトノブ
2種類の表皮を組み合わせた本革シート。シートバック中央上部にポールスターのロゴマークが縫い付けられ、シート全体にブルーのステッチが入る

(編集部:佐久間 秀)