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日産、ル・マン24時間レースに参戦する「NISSAN ZEOD RC」の内部構造を公開

フルフラップ衝突テストの様子も動画で紹介

NISSAN ZEOD RCのエンジンとモーターの位置関係から細かなパーツまで内部構造を紹介
2014年5月21日(現地時間)発表

 日産自動車は5月21日(現地時間)、6月14日~15日に開催されるル・マン24時間レースに投入予定の電力駆動レーシングカー「Nissan ZEOD RC(Zero Emission On Demand Racing Car)」のコンピューター支援設計(CAD)によるマシンの詳細を表現した画像を公開。合わせてル・マン24時間レースに参戦するすべてのル・マンプロトタイプ車両に義務づけられている「FIAクラッシュテスト」の様子を収めた動画も公開した。

フルフラップ衝突テストの様子

 ル・マン24時間レース史上初めて電力だけでサルテサーキットの1周13.6kmを走ることを目指しているNISSAN ZEOD RCは、1.5リッター3気筒ターボエンジンと110kWの電力モーター2基を備え、共通のギアボックスを通じて動力をタイヤに伝える。また、新たに「1周をル・マンにエントリーするGT LMマシンよりも速く電力で走り切る」という目標も明かされ、燃料で走行する各スティントの最終ラップを電力のみで走行するとしている。

NISSAN ZEOD RCは6月1日のル・マン公式テストで初めてサルテサーキットを走行するとのこと

(編集部:佐久間 秀)