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国交省とNEXCO東日本、圏央道の東北道接続を2014年度から2015年度へ延期

桶川北本IC~白岡菖蒲IC間で行政代執行による土地取得へ

2014年7月23日発表

 国土交通省 関東地方整備局 大宮国道事務所およびNEXCO東日本(東日本高速道路) 関東支社さいたま工事事務所は7月23日、圏央道(首都圏中央連絡自動車道) 桶川北本IC(インターチェンジ)~白岡菖蒲IC間の開通予定を2014年度から2015年度へ延期すると発表した。これにより、東名高速道路、中央自動車道、関越自動車道と東北自動車道が高速道路で接続されるのが1年程延期される。

2014年度に開通する予定だった圏央道 桶川北本IC~白岡菖蒲IC間

 延期の理由として挙げられているのは、「用地の一部については、任意での解決が図れなかったため」とのこと。土地収用法に基づき用地取得の手続きを行ってきたが、明け渡し期限を過ぎても引き渡されない用地が1件残っており、今後の工事に支障となることから土地収用法第102条の2第2項に基づく行政代執行請求を埼玉県知事に行った。

 「事業者としては、早期開通に向け工程短縮などの努力を行いますが、平成26年度内の開通は厳しい状況となりました」としている。

(編集部:谷川 潔)