日産、ホンダ、三菱自動車が助手席用エアバッグに関してのリコール、計25万8366台

　国土交通省自動車局 審査・リコール課リコール監理室は12月11日、日産自動車、本田技研工業、三菱自動車工業から助手席用エアバッグに不具合があるとしてリコールの届出があったことを発表した。

　12月4日にトヨタ自動車（カローラなど計18万5093台）が行った内容と同じもので、車両解体作業時に助手席用エアバッグのインフレータ（膨張装置）容器の破損が発生し、この容器と同じ年式/タイプのインフレータは、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損して飛び散り、出火したり乗員が負傷したりするおそれがあるというもの。そのため、全車両とも予防的措置として当該インフレータを良品に交換する。

　当該インフレータは良品と交換されるとともに、回収して不具合の原因調査を実施するという。また、部品が供給できない場合には、暫定措置として助手席エアバッグの機能を停止するとともに、助手席サンバイザ部に当該エアバッグが作動しない旨の警告を表示するとしている。

　リコール対象車は、日産が「プレサージュ」「エクストレイル」「ティアナ」「ブルーバードシルフィ」「リバティ」「キャラバン」「サファリ」で8万2878台、ホンダが「ストリーム」「フィット」「シビック フェリオ」「シビック ハイブリッド」「CR-V」「モビリオ」「モビリオ スパイク」「ザッツ」「アコード」「アコード ワゴン」で17万5111台、三菱自動車が「ランサー」で304台の計25万8366台。各車両の製作期間などについては外部リンクを参照されたい。