ニュース
シャープ、高濃度プラズマクラスター25000搭載の車載用プラズマクラスターイオン発生機3機種
「IG-GCF15」「IG-GC15」「IG-GC1」
（2014/12/19 10:30）
- 2014年12月19日発表
シャープは12月19日、高濃度プラズマクラスター25000搭載した車載用プラズマクラスターイオン発生機「IG-GCF15」「IG-GC15」「IG-GC1」を発表した。発売はいずれも2015年1月となり、価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は、フィルター搭載タイプのIG-GCF15が2万5000円前後（税別）、カップホルダータイプのIG-GC15と、カーエアコン吹き出し口取付タイプのIG-GC1が1万3000円前後（税別）となる。
発売に先立ち、これら3製品の説明会が開催された。シャープ 健康・環境システム事業本部 プラズマクラスター機器事業部 副事業部長兼海外商品企画部 部長 冨田昌志氏が製品について説明。シャープではこれまで、カップホルダータイプとカーエアコン吹き出し口取付タイプをラインアップしてきたが、ホコリや花粉が気になる人向けに活性炭素材の脱臭フィルターを搭載したフィルター搭載タイプのIG-GCF15が加わった。
このIG-GCF15では、プラズマクラスターの脱臭などの効果に加えて0.1μm～2.5μmの粒子99％キャッチするという3つのフィルターを装備。ホコリとにおいの2つのセンサーが空気の汚れに応じて風量を自動で制御するほか、イオン濃度2倍の風量でスピード消臭を行うターボ運転モードが用意されている。電源はDC12V対応で、サイズは184×77×243mm（幅×奥行き×高さ）。従来よりサイズが大きいため、リアセンターアームレスト上への設置などでの展示を行っていた。
カップホルダータイプのIG-GC15も高濃度プラズマクラスター25000を搭載するほか、ターボ運転モードを用意。従来機種からは、フィルターを花粉キャッチフィルターに変更し、従来は500μm以上のホコリを捕集としていたが10μm以上のホコリが捕集できるようになった。サイズは、上部直径76mm、下部直系65mm、高さは157mmとなり、電源はDC12V。別売でACアダプターも用意する。ボディーカラーは、レッド系、ブラック系、ゴールド系の3色をラインアップしている。
カーエアコン吹き出し口取付タイプのIG-GC1も高濃度プラズマクラスター25000を搭載するものの、コンパクトなためターボ運転モードは用意されない。カーエアコン吹き出し口に取り付けられるため、より人に近いところでイオンを発生するほか、エアコンの風に乗せてイオンを拡散させていくという。サイズは、44×20×76mm（幅×奥行き×高さ）で、電源はDC12V。そのほかUSB電源での駆動も可能となっており、クルマの中ではカーアダプター経由で使用、仕事用デスクではUSB経由で使用という使い方が可能となっている。ボディーカラーは、ピンク系、ブラック系、ゴールド系を用意している。
説明会では、これら3製品の説明のほか、フィルター搭載タイプのIG-GCF15を車載してのデモも実施。1つはドライアイスを充満させた車内を清浄するというもので、スイッチを入れるとみるみるドライアイスの煙が消えていった。文字どおり雲散霧消という状態を実演していた。
もう1つは車内においたハンバーガーのにおいを確認するというもので、フィルター搭載タイプのIG-GCF15が置かれたクルマでは確かににおいは消えているようだった。この辺りは記者自身がちょっと風邪気味だったため、微妙だ。
車載用プラズマクラスター発生機は約5年間で累計販売台数約250万台を突破したヒット商品。新車時からエアコンに内蔵したクルマもあるが、非搭載の車種を使用しているユーザーも多く、ラインアップを増やすことでこれまで以上の幅広いユーザーに車載用プラズマクラスター発生機を訴求していく。