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国交省、スタッドレスタイヤを4輪すべてに装着するよう呼びかけ

スタッドレスタイヤの誤った使用方法により発生する危険な状態をビデオで紹介

2015年2月4日発表

国土交通省ではスタッドレスタイヤの誤った使用方法による危険な状況を、ビデオで分かりやすく解説

 国土交通省は、雪道でスタッドレスタイヤ(雪道用タイヤ)を使用する際、4輪すべてに同じ性能のスタッドレスタイヤを装着するよう呼びかけを行っている。

 この呼びかけは、駆動輪にのみスタッドレスタイヤを装着するユーザーに注意を促すもので、4輪に同じ性能のスタッドレスタイヤを装着していない場合は、いつもどおり加速するのに曲がれない・止まれない状態になると、その危険性について触れている。以下は国土交通省が呼びかけるスタッドレスタイヤを使用する際の注意点。


1.スタッドレスタイヤは、全車輪に装着することが基本となっており、一部のタイヤのみに装着した場合は、車両の挙動が安定しないなど、十分な滑り止め効果が得られません。スタッドレスタイヤは全車輪に装着しましょう。

2.スタッドレスタイヤを過信せず、スタッドレスタイヤを装着しても、乾燥路面と比べると非常にスリップしやすいことを十分認識し、以下の点に注意して運転を行いましょう。
(ア)制限速度にかかわらず速度を十分落とし、車間距離を十分とって運転しましょう。
(イ)横滑りを起こすことがありますので、ハンドルやブレーキの操作は特に慎重にしましょう。急発進、急ブレーキ、急ハンドルは絶対にやめましょう。

スタッドレスタイヤの誤った使用方法についてのビデオ

 また、国土交通省ではスタッドレスタイヤの誤った使用方法による危険な状況を、ビデオを作成して分かりやすく解説している。以下のビデオを参考にして、雪道では十分注意を払って走行していただきたい。

【国土交通省】<本編>スタッドレスタイヤは4輪すべてに装着して下さい
【国土交通省】<30秒版>スタッドレスタイヤは4輪すべてに装着して下さい

(編集部:小林 隆)