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南九州西回り自動車道、3月7日薩摩川内高江IC~薩摩川内都IC、3月29日阿久根北IC~阿久根IC開通

鹿児島市~阿久根市間が8分短縮、交通事故の低減効果も期待

3月7日薩摩川内高江IC~薩摩川内都IC 開通

3月29日阿久根北IC~阿久根IC 開通

3月に開通する2区間、最終的には鹿児島IC(インターチェンジ)~八代JCT(ジャンクション)まで総延長140kmが開通する予定

 国土交通省鹿児島国道事務所は、南九州西回り自動車道のうち3月7日に薩摩川内高江IC(インターチェンジ)~薩摩川内都IC間の延長6.7km、3月29日に阿久根北IC~阿久根IC間の延長4.2kmを開通すると発表した。

 これにより、鹿児島市~阿久根市間が8分短縮されるほか、鹿児島県内でも死傷事故件数が多い併走する国道3号から通行量が南九州西回り自動車道へシフトするため、交通事故の低減が期待できるという。また、沿線に多く立地している軽工業や水産業などの企業の製品輸送時間の短縮や地域産業の活性化、救急搬送や消防隊の到着時間の短縮、観光産業の発展、災害発生時の道路網の冗長化などの効果があるという。

開通する区間の標準断面図。暫定2車線となる
薩摩川内高江IC~薩摩川内都ICの開通により、鹿児島市~阿久根市間が約8分短縮
国道3号の交通量が減少することで、南九州西回り自動車道が未開通の時期と比べて交通事故の件数が2分の1まで減少している

(シバタススム)