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橋本洋平の「Forza Horizon 2 Presents Fast & Furious」を体験してみた

劇用車の走りまでも感じることができ、素直に面白い

2015年3月27日配信開始

1000円(4月10日まで無料)

 映画「ワイルド・スピード SKY MISSION」の4月17日劇場公開を記念して、日本マイクロソフトは、映画の世界観を再現した「Forza Horizon 2 Presents Fast & Furious」を、4月10日までの期間限定でXbox Games ストアで無料配信中だ。

 今回、トヨタ「86」でレースに参戦する「GAZOO Racing 86/BRZ Race」奮闘記など、本誌で連載に寄稿いただいているモータージャーナリストの橋本洋平氏が実際にゲームを体験したみたので、その模様をここにお届けする。


 Xbox OneおよびXbox360用のレーシングゲーム「Forza」。これに「ワイルド・スピード(原題Fast & Furious)」の世界観が再現される「Forza Horizon 2 Presents Fast & Furious」が登場した。このゲームは、2015年4月17日から劇場公開される「ワイルド・スピードSKY MISSON」を記念して誕生した。

 内容としては、プレイヤーがドライバーとなり、与えられたミッションを次々にこなしていくというもの。与えられるミッションはストリートレースに勝ち、チームが次のミッションで使用するクルマの調達を請け負う。映画さながらの状況がそこで繰り広げられるわけだ。

2012年式日産「GT-R」も登場

 実際にそのゲームをプレイしてみると、走りも環境も映画そのもの。街中で派手なカーアクションを行い、対向車スレスレの走りが良しとされたり、オービス(自動速度違反取締機)の前を少しでも高い速度で抜けられると得点がよかったりと、破天荒というかハチャメチャな走りを展開したほうがエライ模様。こんなところも映画さながらか!? また、綺麗なグラフィックスがその印象をさらに高めている。障害物にクルマがぶつかると、どんどんダメージを受けてくるところも面白い。

1970年式ダッチ「チャージャー」のほか、2015年式ダッチ「チャージャー」、2014年式マセラティ「ギブリ S」、1970年式プリムス「ロードランナー」、1970年式プリムス「クーダ」などが登場する

 ゲーム開始時には1970年型のダッチ・チャージャーが与えられ、それに乗って次なるターゲットと勝負する。走らせればスポーツドライビングと同様の操作を求められ、丁寧なアクセルとしっかりとしたブレーキをしなければクルマはまともに走ってくれないところが実に面白かった。これまで過去10年間にわたってレースゲームとしての実績を積んできた「Forza」のノウハウがあるからこそ、こんなことを感じられるのだろう。

1998年式トヨタ「スープラ」も登場

 後にゲームを進めて行けばスープラを手に入れることができるのだが、これはダッチ・チャージャーに比べれば実に素直に走ってくれたから驚くばかり。スープラのチューニングカーはかつて乗ったことがあるが、ゲーム内の走りは実車の感覚にかなり近かった。だからこそ、乗ったことのないダッチ・チャージャーの走りも想像にたやすい。すなわち、映画に出てくるチューニングカーの姿を肌で感じられるところが、このゲームの面白さなのだと感じることができた。

 クルマゲームというと、どうしても速さばかりに行きがち。だが、この「Forza Horizon 2 Presents Fast & Furious」は、それだけで終わらず、映画の世界観を味わうことができ、さらには劇用車の走りまでも感じることができるところが素直に面白かった。

2013年式 ジープ ラングラー Unlimited

【お詫びと訂正】記事初出時、タイトル表記に誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。

(橋本洋平)