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【鈴鹿8耐】ホンダ「RC213V-S」、ヤマハ「YZF-R1M」、カワサキ「H2R」が駆け抜けた「鈴鹿8耐前夜祭」

ナイトピットウォークでは、浴衣や 水着姿のレースクイーンも

左からホンダ「RC213V-S」、ヤマハ「YZF-R1M」、カワサキ「H2R」。各社の新世代スーパースポーツ

 「2015 FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第38回大会」(以下、鈴鹿8耐)の決勝を翌日に控えた7月25日、「8耐前夜祭 “The Supersports ~新世代のマシン~”」と題したイベントが開催され、この中で国内オートバイメーカー3社が2015年に送り出した最新スポーツマシン3車種がデモランを行った。

 実走行したのは、ヤマハの2015年型スーパースポーツ「YZF-R1M」と、カワサキのスーパーチャージャー搭載マシン「H2R」、ホンダのMotoGPマシンのコピーモデル「RC213V-S」の3台。YZF-R1Mは全日本選手権に参戦しているYAMALUBE RACING TEAMの野佐根航太選手が、H2Rは鈴鹿8耐にTeamGREENとして参戦している柳川明選手が、RC213V-Sは元MotoGPチャンピオンで鈴鹿8耐にはMuSASHi RT HARC-PRO.から参戦しているケーシー・ストーナー選手が、それぞれライディングした。

ホンダ「RC213V-S」
ヤマハ「YZF-R1M」
カワサキ「H2R」
「MotoGPマシンとほとんど同じ」というRC213V-Sを走らせるケーシー選手
柳川選手の駆るH2R
野佐根航太選手がYZF-R1Mを担当

 各車種1台ごとに鈴鹿サーキットを3周したが、ホームストレートを全開で駆け抜けた際のエギゾーストノートはまさに新世代を感じさせるサウンド。YZF-R1Mは、キーンという比較的甲高い、近未来を思わせる音を響かせながら一瞬で目の前を過ぎ去り、H2Rは爆発しているかのような轟音とともに、ほとんど視認することもできないまま、気がつくとストレートエンドに達していた。RC213V-Sは、YZF-R1とH2Rの間くらいのサウンドボリュームだったが、もはや見えるのは強烈なヘッドライトの光のみ。どの車両も鈴鹿8耐の耐久マシンに匹敵、もしくは凌駕するような速さで大勢の観客の目と耳を楽しませた。

 26日の鈴鹿8耐決勝は、11時30分スタート。19時30分にゴールを迎える予定。

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(安田 剛/日沼諭史/Photo:Burner Images)