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マツダ、「違法なソフトウェア、ディフィートデバイスは一切使用していない」

排出ガス規制への適合対応についての見解を発表

2015年9月29日発表

 マツダは9月29日、フォルクスワーゲンが北米で販売するディーゼルエンジン車のエンジン制御プログラムの不正に端を発するディーゼルエンジン騒動について、同社の見解を発表した。

 今回の騒動で、同社にもユーザーをはじめとする多くのステークホルダーから激励のメッセージや質問があったことから、今回の発表に至ったという。

 その発表によると、何らかの方法で「排出ガス認証試験」であることを検知し、認証試験時と通常走行時の排出ガス制御を切り替え、違法に排出ガス規制に適合させて通常走行時には排出ガス制御効果が減じられる違法なソフトウェア、ディフィートデバイスは一切使用していないとしており、「今後も安心してお乗りください」と発表を行っている。

 以下に声明の内容を原文で記す。


マツダは、法令遵守の精神に基づき、全てのガソリンおよびディーゼルエンジンを、各国の規制に厳格に適合させており、違法なソフトウェア、ディフィートデバイス(無効化機能)は一切使用しておりません。お客様におかれましては、今後も安心してお乗りください。

マツダは、「走る歓び」を追求しながら、燃費向上/CO2低減と、排出ガスを可能な限りクリーンにする事を責務としております。それは過去においても将来においても変わらぬ課題と捉えており、内燃機関の基本機能である“理想の燃焼”の追求を含む技術開発を続けてまいります。

また、各国当局が検討を進めている、実走行をベースとした排出ガスの新しい認証試験方法であるWLTC(Worldwide harmonized Light-duty Test Cycles)やRDE(Real Driving Emissions)などについても、連携した対応を進めていきます。

(編集部:小林 隆)