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レクサス、東京モーターショー2015で新型「GS F」やマイチェン後の「GS」を日本初公開

10月28日のプレスデーに公開予定の未発表車両1台も用意

2015年10月9日発表

レクサス「GS F」

 レクサス(トヨタ自動車)は、10月29日~11月8日(プレスデー:10月28日~29日、プレビューデー:10月29日、一般公開日:10月30日~11月8日)の期間に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催する「第44回東京モーターショー2015」の出展概要を発表した。

 全11車種を展示するレクサスブースでは、Fモデルのニューカマーとして1月の北米国際自動車ショーで公開された「GS F」、今夏に米国で発表された「GS」のマイナーチェンジモデルの2モデルを日本初公開。4月に開催されたニューヨーク国際オートショーで公開された新型「RX」を展示し、さらに10月28日のプレスデーに公開を予定する未発表車両1台も用意しているとのこと。

 日本初公開となる高性能スポーツセダンの「GS F」では、自然吸気のV型8気筒DOHC 5.0リッターエンジンを採用。豊かな排気量による高出力と自然吸気エンジンらしいリニアで軽快なアクセルレスポンスを実現し、直噴機構の「D-4S」などによって環境性能も高めている。また、8速の多段制御でドライバーの意図どおりに駆動力を路面に伝える「8-Speed SPDS」(8速スポーツダイレクトシフト)、専用設計されたサスペンションなどにより、一般道での快適で優雅な走りと、クローズドコースなどでの本格的なスポーツ走行を両立させる。

 ボディーサイズは4915×1855×1440mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2850mm。乗車定員は5人となる。「GS F」の日本仕様は11月下旬に詳細がアナウンスされ、2015年内に市場導入されるとのこと。

レクサス「GS 450h」

「GS F」と同じく11月下旬に詳細が発表となり、2015年内に発売される「GS」の大型マイナーチェンジモデルも日本初公開。フロントマスクでは「IS」「RC」などと同じくL字形状の独立型クリアランスランプを採用し、全車でLEDヘッドライトを装備。三眼フルLEDヘッドライトにはアダプティブハイビームシステムもオプション設定される。ボディーサイズは4880×1840×1455mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2850mm。

 このほかにエクステリアデザインではフロントバンパー、ロッカーモール、リアコンビネーションランプなどのデザインを一新して力強さと存在感をアピール。インテリアでは金属加飾やサテンメッキを用いるほか、レーザーカット本杢のオーナメントパネルを新規設定して高級感と先進性が融合するキャビン空間としている。

 パワートレーンではV型6気筒の3.5リッターエンジンでシリンダーブロックなどを全面改定。新世代の直噴機構「D-4S」やアトキンソンサイクルなどを組み合わせることで燃費性能を向上させる。シャシーではボディー剛性を高め、サスペンションチューニングを最適化。ステアリング部品の剛性も強化しており、フラットでマイルドな上級セダンらしい乗り心地を手に入れたほか、シャープなハンドリング応答性を確保している。

レクサス「RX」

 日本市場で近日発売予定とアナウンスされている新型「RX」は、SUVらしい力強さと知的な大人の色気をエクステリアデザインのテーマに設定し、独自形状のスピンドルグリルや台形形状の前後フェンダー、車両後方側で上下に絞り込むウインドーラインなどを特徴とする。

 走行面ではパワートレーンにハイブリッドシステムと2.0リッターのダウンサイジングターボを設定。ボディー構造の改良やサスペンション設定のチューニングなどにより、ドライバーの意思を的確に反映させるハンドリングとレクサスモデルらしい快適な乗り心地を両立させている。

(編集部:佐久間 秀)