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ダイハツ、自動変速機の不具合で「タント」をリコール。計12万8866台

意図せず車両が動き出すおそれ

2015年12月3日発表

ダイハツ、自動変速機のシフトケーブルに不具合があり、意図せず車両が動き出すおそれがあるとして「タント」計12万8866台をリコール

 ダイハツ工業は12月3日、自動変速機に不具合があるとして、軽自動車の「タント」計12万8866台のリコールを国土交通省に届け出た。不具合の件数は30件、意図せず車両が動き出すおそれがあり物損事故が1件発生している。

 対象となるのは2013年9月26日~2014年4月14日に製作された計12万8866台。不具合は、自動変速機のシフトケーブル固定部の組付けが不適切なため、当該固定部の嵌合が不十分なものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、シフトケーブルが固定部から外れてシフトレバーの位置と異なるレンジに固定され、最悪の場合、意図せず車両が動き出すおそれがある。

 改善対策として、全車両の当該ケーブルの嵌め込み状態を確認し、嵌め込みが不十分なものは正規に組付ける。

(編集部:椿山和雄)