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2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー、日下部保雄氏のコメント

2015年12月7日発表

2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤーで、日下部保雄氏は「ロードスター」に10点

 12月7日、「2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたマツダ「ロードスター」について、60名の審査委員の1人でAJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会長の日下部保雄氏は「感性に訴えかけるクルマ作りが抜きんでていた」と評価した。

 2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考方法は、各選考委員に25点の持ち点が与えられ、対象車10車(10ベスト)のうち5車に配点する持ち点配分法によって行なわれる。そのうち最も高く評価するクルマに対して必ず10点を与えるものとし、10点を与えるクルマは1車となる。

 本誌のインプレでもおなじみの日下部氏の配点は、マツダ「ロードスター」が10点、ホンダ「S660」が6点、ジャガー「XE」が6点、BMW「2シリーズ アクティブ ツアラー」「2シリーズ グラン ツアラー」が2点、フィアット「500X」が1点。

 10点を入れたロードスターについて、日下部氏は「ロードスターに関しては、日本のモノづくりは感性の世界に入ってきたと思うが、それが走りが好きな人が多い日本カー・オブ・ザ・イヤーでちゃんと評価されている」。

「S660が得点を集めたのも、そういうところが評価されたと思うが、ロードスターに関しては、感性に訴えかけるクルマ作りが抜きんでていて、素晴らしいと感じました」とコメントした。

 また、6点を入れたジャガー「XE」に関して「メルセデス、アウディ、BMW、ドイツ勢とは違う独自性を持ったクルマを作れたところが素晴らしい。スポーツカーメーカーが作るサルーンとして、自分たちの意思がしっかり出ていた」と評価した。

 一方、イノベーション部門賞への投票ではテスラ「モデルS P85D」に10点を入れた日下部氏、「やはりテスラですよ。不満な点もありますが、クルマの作り方や考え方は自動車メーカーとはちょっと違っている部分もあります。そのわりには完成度が高かった、よくもわるくもアメ車ですよ」とコメントした。

日下部保雄氏の配点表

(編集部:椿山和雄)