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「CES 2016」会場はキャスター付きバッグや旅行鞄の持ち込みが禁止に

持ち込みは2個のバッグのみ。30×43×15cmまでに制限

2015年12月22日 発表

 CESを運営するCTA(Consumer Technology Association、全米民生技術協会)は12月22日、米国ネバダ州ラスベガスで2016年1月6日~9日に開催する「CES 2016」において、セキュリティ対策を強化すると発表した。

 強化されたセキュリティ対策について、CTA会長兼CEOであるゲイリー・シャピロ氏は、「私たちはCESを安全なものにしたいと考えています。参加者の安全が最優先です」「私たちの目標は、行列や不便な思いに注意を払いつつ、すべての参加者(一般参加者、出展者、報道関係者)および展示会スタッフにとって、CESが生産的で、楽しく、安全な体験になるようにすることです」とコメントしている。

 CTAの発表したセキュリティ対策は以下のとおり。

手荷物制限

・CESの公式展示会場およびコンファレンス会場への旅行鞄の持ち込みは禁止します。すなわち、会場内でのスーツケースの使用は認められません。
・展示会場のクロークは極めて限られています。展示会に旅行鞄をお持ちになる場合は、この点を念頭に置いてください。旅行鞄の検査と受け取りに長い時間がかかることをご了承ください。
・申し訳ありませんが、キャスター付きのバッグは大きさにかかわらず禁止します。これには、旅行鞄、キャリーバッグ、ラップトップ/パソコン用バッグ、および 手荷物用カートが含まれます。
・公式展示会場内への持ち込みは、2個のバッグのみ、それぞれ30×43×15cmまでに制限させて頂きます。CESの出展者および身分証を持つ報道関係者には、特定の例外が認められます。
・バッグの中身を検査します。この手順を迅速化するため、透明なバッグ(メッシュ、プラスチック、ビニール等)の使用をお勧めします。
・ポケットがたくさんあるバッグやバックパックは望ましくありません。ポケットが多いとそれだけ検査に時間がかかります。

身体検査

・展示会場への入場に際して、すべての人に金属探知機のスキャンとボディタッチによる検査を行います。展示ホールへの迅速で容易なアクセスを確保し、セキュリティを通過しなければならない回数を減らすために、CTAは特定のポイントで検査を実施します。
・厚手の服やかさばる服は望ましくありません。検査に時間がかかる可能性があります。

警備担当者の強化

・展示会場の内外両方で、警備員や警察官の数が増えることをご了承ください。
・予防措置に過ぎませんが、さまざまなCESの施設で防護服を着用した警察官と爆発物探知犬の姿を見かけることになります。

登録およびID

・すべての参加者は、CESの会場に入場する前に公式CESバッジと 政府発行の写真付きIDを入手しておく必要があります。公式展示会場への入場時には、両方を手許にご用意ください。
・オンラインで事前登録し、空港またはホテルでバッジを受け取ることを強く推奨します。

(編集部:谷川 潔)