ニュース

警察庁、「自動走行システムに関する公道実証実験のためのガイドライン(案)」に対するパブリックコメント募集中

5月7日まで。安全確保措置などを定めるガイドライン案に対して意見を募集

2016年4月8日~5月7日(必着)募集

 警察庁交通局は、策定に向けて検討を行なっている「自動走行システムに関する公道実証実験のためのガイドライン(案)」に対するパブリックコメントを5月7日(必着)まで募集している。

 警察庁では、日本国内の公道で「自動走行システム(加速・操舵・制動のうち複数の操作を1度に、または全てを行なうシステム)」を用いて自動車を走行させる公道実証実験を実施する場合について、安全で円滑な交通が確保されるという観点から留意すべき事項などを明示して、適正で安全な公道実証実験が実施されることに資することを目的とした「自動走行システムに関する公道実証実験のためのガイドライン」を策定することを検討している。

 今回のパブリックコメント募集では、ガイドライン策定に先だって制作されたガイドライン案(PDF)に対する意見を募っている。

 ガイドライン案では10項目が用意され、趣旨の開設や基本的な制度のほか、実施する主体が果たすべき基本的な責務、安全確保措置の具体案、テストドライバーの要件、交通事故が発生してしまったときの措置などを明示。公道実証実験を行なう実施主体にとって有益な情報を提供して取り組みを支援しつつ、安全で円滑な交通についても問題が起きないよう公道実証実験が実施されることを目的としている。

 意見の募集はインターネット、郵送、FAXで受け付けており、インターネットでは募集内容について紹介するニュースリリース内にある「意見提出フォーム」を利用するか、eメールで送信する。応募に関する詳細は、上記のニュースリリースを参照していただきたい。

(編集部:佐久間 秀)