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富士スピードウェイが近くなる!! 国交省が東名高速 足柄スマートICを事業化

駒門スマートICも事業化

2016年5月27日 発表

東名高速 足柄スマートIC 整備効果

 国土交通省は5月27日、スマートIC(インターチェンジ)の新規事業化、準備段階調査箇所を決定した。全容はトラベル Watchの記事(国交省、足柄スマートICなどスマートIC 7カ所を新規事業化)を参照していただきたいが、Car Watchでは、東名高速道路 足柄スマートICと、駒門スマートICを取り上げる。

 足柄スマートICは、足柄SA(サービスエリア)に設置されるスマートICで、形式としては上り、下り設置の全方向型。運用形態も全車種、24時間となる。このスマートIC設置で期待できるのは、富士スピードウェイへの行き来が圧倒的に楽になると予想されること。東京方面から富士スピードウェイへ行く際は、東名高速を御殿場ICで下り、国道138号を北上(正確には北西方面へ)。一般的には国道246号との交差点で右折する必要があり、ここが渋滞ポイントになっていた。

 また、イベント時の帰路は交通が集中することから、やはり同様に国道138号と国道246号の交差点が渋滞。御殿場ICから東名高速に乗っても、足柄SAまで渋滞することが多かった。

 ところが足柄SAで一般道に出られると、それらの問題が一挙に解決。富士スピードウェイ渋滞、御殿場プレミアム・アウトレット渋滞が解消する可能性が見えてくる。これは、名古屋方面から来る場合も同様で、県道401号(旧国道138号)を使うことなく富士スピードウェイに行けることになる。

 また、名古屋方面からの場合、同様に新規事業化された駒門PA(パーキングエリア)に設置される駒門スマートICを用いるという選択肢も加わった。こちらは出口渋滞が発生しやすい御殿場ICに到達する前に高速道路を下りることができ、そのままスムーズに国道246号に入ることができる。注意点としては、名古屋から東京方面に向かう場合、新東名高速と東名高速の合流前なので、必ず東名高速を利用する必要があることだろう。

 いずれも開通日は未発表。予算が付いて事業化発表が行なわれたのみになる。しかしながら、開通した際には交通分散が起きるのは間違いなく、富士スピードウェイや御殿場プレミアム・アウトレットをよく利用する人にとっては、開通が楽しみなスマートICの事業化だ。

(編集部:谷川 潔)