横浜ゴム、フラッグシップコンフォートタイヤ「ADVAN dB」
パターンやプロファイルの改良で、静粛性や環境性能を向上

ADVAN dB

2009年7月発売
オープンプライス


 横浜ゴムは、自動車用タイヤのフラッグシップブランド「ADVAN」のコンフォートタイヤ「ADVAN dB(アドバン・デシベル)」を7月に発売する。価格はオープンプライスで、サイズは225/45 R18 91W~195/65 R15 91Hの全15サイズを用意する。

 ADVAN dBは、「POWER of SILENCE」をコンセプトに静粛性としっかり感、環境性能をあわせ持ったコンフォートタイヤとして開発された製品。トレッドパターンには、1998年に発売した「ASPEC dB」で採用された静粛性を重視したパターン「dBパターン」を改良した「ADVAN dB専用非対称パターン」を採用している。

 ADVAN dB専用非対称パターンは、トレッド溝内の空気の通り道を塞ぎ、空気が押し出される時に発生する放射音を低減する「サイレントツイングルーブ」や、パターンノイズを低減する立体形状の3Dサイプと通常サイプの交互配置などによって静粛性を向上。非対称に配置した幅広ストレートグルーブ「ワイドストレートグルーブ」や、円弧状の「ラウンドサイプ」によってウェット性能も確保している。

 また、タイヤプロファイルではタイヤの微振動抑制やサイド剛性の強化によって、軽量化と高剛性、低転がり抵抗、ロードノイズ低減を図った「ADVAN dB 専用構造」を採用。タイヤゴムでは、従来使用していたポリマーと比較して、長く末端の数が少ない「高分子量ポリマー」を採用し、転がり抵抗の低減と耐摩耗性の向上を図った。加えて粒子が小さく混ざりやすい「マイクロシリカ」の配合量を増やすことでしなやかさを高め、ウェット路面でのグリップを向上させている。


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2009年 6月 15日