横浜ゴム、SUV用スタッドレスタイヤ「GEOLANDAR I/T-S」
乗用車用スタッドレスタイヤの技術をベースに、氷上性能や転がり性能を向上

GEOLANDAR I/T-S

2009年9月発売
オープンプライス


 横浜ゴムは、SUV用スタッドレスタイヤ「GEOLANDAR I/T-S(ジオランダー・アイティーエス)」を9月より順次発売する。175/80 R15 90Q~235/55 R19 101Qの全22サイズを用意し、価格はオープンプライス。

 GEOLANDAR I/T-Sは、乗用車向けスタッドレスタイヤ「アイスガードiG30」で開発した技術をベースとしたSUV向けスタッドレスタイヤ。タイヤゴムに同社スタッドレスタイヤで採用されている、「吸水カーボンII」「マイクロ吸水バルーン」「吸水ハニカムシリカ」を配合した「トリプル吸水ゴム」を採用して吸水性能を向上させたほか、「ブラックポリマー」を配合することでゴム硬化も抑制している。

 トレッドパターンには、アイスガードiG30で採用した「トリプルピラミッドサイプ」や「新シャーベットグルーブ」などに加えて、GEOLANDAR I/T-S専用の新技術として、接地面積拡大を図った極太リブなどから構成される「3-Dパワーベルトリブ」、テーパー状の溝壁面でブロックを支えてエッジ効果と排水・排雪性を両立させた「3-Dツイストグルーブ」を採用。このほか、SUV向けスタッドレスタイヤでは初採用となる、細かい斜め方向のスリットで装着初期の氷上性能を確保した「細密マイクログルーブ」などの技術によって、氷上での制動距離が前モデルと比較して約30%短縮されている。

 このほか、転がり抵抗も前モデルより約5%低減。SUV用スタッドレスタイヤとしては初めて「環境貢献商品」に認定されている。


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2009年 6月 29日