マツダ、ディーゼルエンジン搭載のSUV「Mazda CX-7」をフランクフルトモーターショーに
尿素水噴射でNOxを低減するSCRシステムを装備

Mazda CX-7

2009年8月18日発表



 マツダは、ディーゼルエンジン搭載SUV「Mazda CX-7」マイナーチェンジモデル(欧州仕様)を9月15日から開催されるフランクフルトモーターショーに出展すると8月18日発表した。2009年10月には欧州での販売を開始し、11月にはオーストラリアでの販売開始を予定している。

 Mazda CX-7には、MZR-CD 2.2Lディーゼルエンジンが搭載され、尿素水「AdBlue」を触媒の手前に噴射、排気ガスと化学反応させるSCR(Selective Catalytic Reduction)システムが装備されている。SCRシステムにより、排気ガス中のNOx(窒素酸化物)の約40%を無害な窒素に変換できる。尿素水による排気ガス浄化システムは、その装置の大きさからこれまで主にトラックやバスなどで用いられてきたが、小型・軽量化を図ったことで、日本車メーカーとして初めて乗用車に採用したと言う。

 小型・軽量化が図られたことで、ラゲッジルーム容量もガソリン車と同等の455Lを確保。尿素水の消費量の低減も図られ、通常走行であれば2万kmの無補給走行が可能だとしている。

(編集部:谷川 潔)
2009年 8月 18日