トヨタと日野、運行管理用アルコール・インターロック装置の機能検証

呼気吹きかけ式アルコール・インターロック装置の使用イメージ

2009年9月11日~11月30日実施



 トヨタ自動車と日野自動車は、トヨタが開発している、運行管理用アルコール・インターロック装置の機能検証を9月11日から11月30日まで実施する。

 アルコール・インターロック装置は、アルコールを検出するとエンジンをかけることができなくする装置。トヨタが開発したアルコール・インターロック装置は、車両と接続したハンディタイプの呼気吹きかけ式で、エンジン始動前に呼気を吹きかけ、検出アルコールの濃度によって警報などの注意喚起、あるいはエンジン始動をロックする。そのほか本人確認のため、付随のデジタルカメラで顔画像も記録する。

 今回の機能検証では、このアルコール・インターロック装置を運送事業者のトラックに取り付け、トラックを運行後、管理者がデジタルタコグラフに自動記録された検査結果を確認するなど、実際の運用を通じて使い勝手をはじめとした機能を運用を行うと言う。

 また、国土交通省の協力を得て、同省の公用車(自動車交通局長車)に、アルコール・インターロック装置を取り付け、日常業務による使い勝手などの検証も行う。

呼気吹きかけ式アルコール・インターロック装置のアルコール検出器。顔画像の記録も可能なハンディタイプ

 

(編集部:谷川 潔)
2009年 8月 31日