アウディ、「COME CLOSER life inside the car」のレセプション

アウディフォーラム東京

2009年9月11日開催



 東京 表参道にあるアウディ ジャパンのショールーム「アウディフォーラム東京」で9月11日、報道機関向けにドイツ人アーティスト・ヨルグ・ゲイスマール氏の展覧会 「COME CLOSER life inside the car」のレセプションが開催された。

 同イベントは、日常での人と車のかかわりをキーワードに、開放感やロマンス、空間と気持ちの共有、責任感や感受性の高まりなど、車の中で起きているさまざまな出来事や感情を、パネルなどを利用して作品化し、展示を行っている。多くの芸術家たちが車そのものにアートを施すのに対し、ヨルグ・ゲイスマール氏は車の中で起きている日常に着目しているというのが実にユニークである。

ヨルグ・ゲイスマール氏による作品の数々。アウディフォーラム東京の1階と2階に展示されていた

 レセプションの冒頭では、アウディ ジャパン代表取締役のドミニク ベッシュ氏より挨拶が行われた。始めに「残念ながら20年前に比べると、車への憧れというのが失われつつある。車というものは日常生活を通じて“喜び”もしくは“楽しみ”だということを見せる必要があると感じた」と話した。そこで今回、ゲイスマール氏にお願いをして車への“喜び”“憧れ”をアートとして表現してもらったそうだ。

 また、ゲイスマール氏からは、「自動車は多くの人にとってくつろぎのスペースです。そのスペースには、いろいろな人たちにまつわる思い出や経験についてのメッセージを見て取ることができます。それを作品として仕上げました。COME CLOSER life inside the carは、私のエネルギーを注ぎ込んだ展覧会。私のビジョンをぜひ見ていただきたい」と述べた。

アウディジャパン代表取締役のドミニク ベッシュ氏ヨルグ・ゲイスマール氏

 挨拶のあとには、アウディフォーラム東京に展示してある車両それぞれにパフォーマーがつき、ある人はオペラを歌い、ある人は車を洗い、ある人はショーファー(お抱え運転手)を率いるビジネスマンを演じるなどして、展覧会を盛り上げた。

パフォーマーたちはそれぞれの役回りを演じ、展覧会を盛り上げた

(編集部:小林 隆)
2009年 9月 14日