ホンダ、未発表の新型「ステップワゴン」を先行公開
シルバーウィークに海老名SA、上郷SA、三木SAで開催

海老名SAで開催された新型ステップワゴンの先行公開イベント。シルバーウィーク初日ということもあり、朝から多くの人が集まっていた

2009年9月19日~9月23日開催



 本田技研工業は9月19日~9月23日のシルバーウィーク期間に、新型「ステップワゴン」の先行展示イベントを行った。開催場所は東名高速道路の海老名SA(サービスエリア、神奈川県、下り)と上郷SA(愛知県、上り)、山陽自動車道の三木SA(兵庫県、上り)の3カ所。4代目となる新型ステップワゴンの正式発表は10月と予告されており、未発表の車を一般公開するというのは異例なこと。

 記者は9月19日に海老名SAに行ってきたのだが、当日は連休初日ということで交通量は多く、海老名SAに6時すぎに到着したにもかかわらず、駐車エリアはすでに7割程度が埋まっている状態だった。イベント開始は8時予定とされていたが、鎖で囲われているものの車はすでに展示されている状態で、説明を行うスタッフもスタンバイしていた。

6時すぎにすでに展示されていた新型ステップワゴンの説明スタッフ陣

 新型ステップワゴンの細かいスペックなどは、すべて明らかになっていないが、分かった範囲で紹介する。コンセプトは「日本一、家族を大事にするクルマ」。ボディーサイズは歴代同様5ナンバーで、低床・低重心パッケージを採用。これにより現行ステップワゴンの室内寸法が2775×1505×1350mm(室内長×室内幅×室内高)なのに対し、新型は室内長を3095mm、室内高を1395mmとし、大幅な拡大に成功した。このサイズは、2列目シートのヘッドクリアランス(1080mm)を含め、5ナンバークラス最大だと言う。

撮影したモデルはG Lパッケージ(2WD)。ボディーカラーはプレミアムヒダマリアイボリー・パール
タイヤサイズは195/65 R15ミラーにはウインカーを内蔵するディスチャージヘッドライトはメーカーオプション

 主な標準装備としては、両側パワースライドドア、サイドビューサポートミラー、エコアシスト機能(ECONモード、コーチング機能)、大容量ラゲッジアンダースペース、運転席用i-SRSエアバック&助手席用SRSエアバックシステム。ボディーサイズは4690×1695×1815mm(全長×全幅×全高)、重量は1600kg、乗車定員は8名。

 そのほか、メーカーオプションとしてHonda HDDインターナビシステム(7インチワイドディスプレイ、リアカメラ付)+6スピーカー+ETC、2列目6:4分割チップアップ&スライドシート(センターウォークスルー機構付)、スカイルーフ、ディスチャージヘッドライトが用意される。

ドライバーズシートインパネまわり。メーカーオプションのHonda HDDインターナビシステムを搭載しているECONボタンをONにするとエンジンやトランスミッション、エアコンが協調制御され、燃費を優先するモードになる
メーター中央にはECONリングがつき、エコドライブ度に応じてECONリングの色(グリーン)が変化していく。色が濃くなるほど低燃費走行をしていることになる2WD(FF)のトランスミッションはCVT車両側面の視認性を高めるサイドビューサポートミラー
2列目シート。キャプテンシートに変化させることも可能。座面をはね上げてシートを前にスライドさせることで、3列目の乗降性を高めている

 新型ステップワゴンのトピックは、3列目シートを床下に格納できるようにしたことだ。現行ステップワゴンのそれはリアクォーターウインドウ部あたりにはね上げるタイプだったが、この床下格納シートは3列目の背もたれを倒し、手前にひっくり返す感覚で床下に簡単に収納できるので、ラクに扱うことができる。これにより荷室空間はゴルフバックを縦に4つ積める広さとしたほか、側方・後方視界の向上にも一役買っている。

 この3列目シートの収納方法を、説明スタッフに実践していただいた。

左右どちらでも構わないが、まずストラップを引っ張りあげながら背もたれを倒す(撮影時は右から始めた)左も同様に
次にレバーを引きながら(右手側)、格納用のストラップを持ってシートを床下にしまい込む。シート全体を手前にひっくり返す感覚シートを回転させながらしまい込むので、女性でもラクに扱える走行中などに収納したシートがでてこないように、フックで固定する。フックを外すときはシートを押し込みながら行う
左右にスペースが残るので、蓋を閉めてフロアをフラットに以上の操作で簡単に収納できる
直列4気筒 SOHC 2.0リッターエンジンは、無鉛レギュラーガソリン仕様

 エンジンは直列4気筒 SOHC 2.0リッターエンジンを搭載し、最高出力は110kW(150PS)/6200rpm、最大トルクは193Nm(19.7kgm)/4200rpm。トランスミッションは2WD(FF)がCVT、4WDが5速AT。10・15モード燃費は14.2(FF、4WDは12.6)km/L。エコカー減税(「環境性能に優れた自動車に対する自動車重量税・自動車取得税の特例措置」)については、2WD(FF)は取得税・重量税が75%、4WDは50%の減税措置がとられる予定となっている。

 イベントには多くの家族連れが集まり、新型ステップワゴンについてホンダスタッフの話を熱心に聞いていた。また、実際に車を見たり触った印象について、ホンダの取材スタッフがアンケート調査を行っていた。アンケートの内容は主に「3列目シートの収納」「低床フロアの乗り降りのしやすさや、室内空間の広さ」「エクステリア&インテリアのデザイン」などについてで、そのほか来場者の感想を確認していた。

 このアンケート結果は、9月24日中に新型ステップワゴンの特設サイト上で公開される予定となっている。記者が聞いた限りでは、「横面の窓が大きい」「開放感がある」といった内容のほか、「収納に優れて大きな荷物が積めそう」「乗り降りが非常にしやすい」という内容が大多数を占めていたが、さて結果はいかに。

新型ステップワゴンについて、アンケート調査が行われたアンケート回答者に贈られたオリジナルグッズ新型ステップワゴンの特設サイト

(編集部:小林 隆)
2009年 9月 24日