日産と横浜、誰でも参加できる燃費競争「E1グランプリ」開催
エコ運転講習も実施

2009年9月28日開始



 日産自動車と横浜市は、エコ運転の普及活動として「E1グランプリ」を9月28日から開催する。

 具体的には、横浜市民を中心に誰でも参加できる「燃費競争」と、「エコ運転診断」の2つの活動を行う。

 燃費競争は、28日から開設されるE1グランプリのWebサイトで車両情報などを登録し、燃費を申告して燃費を争うもの。日産自動車のカーナビ情報サービス「カーウイングス」会員は、登録すればカーウイングスを通じて自動的に燃費情報を申告できる。

 登録すると、「車種別」「地域別」のランキング、燃費の改善状況がひと目でわかる燃費履歴グラフ、ガソリン時価で換算した「節約金額の累計」、CO2排出削減量の4つの情報がわかる。また、節約したいガソリン代の目標値を設定し、節約した金額の累計で買える商品やサービスを検索することもできる。

 「エコ運転診断」は、日産自動車が同社のエコ運転講習のノウハウを元に開発した診断システムによるもの。ドライバーのスキルのみで評価するため、車種や交通環境の影響をあまり受けずに診断できると言う。最高ランクの点数を得ると、平均ランクのドライバーより2割程度燃費が向上する。自治体、企業、教習所、日産ディーラーなどで実施する。

 これらは日産自動車と横浜市が合意した5カ年計画「ヨコハマ モビリティ ”プロジェクトZERO”(YMPZ)」に基づくもの。エコ運転普及のほか、渋滞改善のための経路案内システムや、電気自動車普及などを推進する。

6月に横浜で開かれた「エコカーワールド」で公表された、E1グランプリとYMPZの概要

(編集部:田中真一郎)
2009年 9月 24日