メーカー純正カーナビ満足度、トヨタが2年連続で1位
J.D.パワー調査より

2009年10月1日発表



 J.D.パワー アジア・パシフィックは10月1日、自動車メーカー純正カーナビの顧客満足度調査の結果を発表した。調査対象は2007年4月~2009年3月に新車を購入した純正カーナビ利用者4405人で、2009年7月にインターネット調査を行った。

 これによると満足度ランキングトップは550ポイントのトヨタ。同社は2年連続1位で、ドライビングサポートとカーライフサポートのファクターでトップとなったほか、音楽・映像機能の評価も高い。2位は538ポイントのホンダで、サービスサポートのファクターでトップ。3位は535ポイントの日産で、コストと通信環境が評価された。以下、三菱(526ポイント)、マツダ(522ポイント)、ダイハツ(518ポイント)と続いた。

 テレマティクスの認知率は56%で、3年前と同水準。利用率は14%で、3年前の16%から伸び悩んでいる。テレマティクスを利用しないのは、サービス内容や通信機器、料金について分からないからという理由が増加していると言う。

 これについて同社は「“テレマティクス”というサービス名は自動車ユーザーの半数以上で認知はされているものの、その内容や利用方法についてはよくわからないという実態が垣間見える。また、このことは、顧客にサービスを今後よりよく理解してもらうことで、潜在的な利用者の拡大が見込めることも示唆している」としている。

(編集部:田中真一郎)
2009年 10月 1日