フォルクスワーゲン、「パサートヴァリアント R36」を一部変更
燃費性能を向上し、エコカー購入補助金の対象に

パサート ヴァリアント R36

2009年10月26日発売
606万円



 フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、昨年9月より発売されている「パサートヴァリアント R36」の装備を一部変更し、10月26日より発売する。価格は606万円。

 パサート ヴァリアント R36は、ハイパフォーマンスでプレミアムなモデルのみに与えられる“R”シリーズ(R=Racing)のパサートバージョン。3.6リッターV6直噴エンジンは、最高出力220kW(299PS)/6600rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/2400-5300rpmを発生する。さらにトランスミッションにはデュアルクラッチATの6速、そして4WDシステム「4MOTION」を採用。ほかにもノーマルモデルとは異なる数々の専用装備を持つ。

前後バンパーやシルバーグリル、サイドステップやリアスポイラーといった専用装備を持つ

 今回の主な変更点としては、エンジンプログラムの改良による燃費の向上と、コンチネンタルと開発したモビリティタイヤを標準装備としている。燃費においては、10・15モード燃費で従来より12.5%向上の9.9km/Lとし、これにより2010年の燃費基準+10%を達成。「低公害車普及促進等対策費補助金」(エコカー購入補助金)の対象となった。また、標準装備のモビリティタイヤは、タイヤのトレッド内側に塗布された特殊高分子ポリマーの粘着特性により、直径5mmまでの突起物が貫通した場合でも瞬時に穴を塞ぎ、継続走行を可能とする。

 そのほか、安心プログラムとして購入後3年間(初回車検前まで)のメンテナンス費用の負担を軽減するメンテナンスプログラム「Volkswagen Professional Care(フォルクスワーゲン プロフェッショナルケア)」を今回より標準付帯する。

6速DSG専用メータークラスターなどを装備したインパネアダプティブシャシーコントロール「DCC」も装備
モビリティタイヤ(235/40 R18)&18インチアルミホイール専用サスペンションとブルーブレーキキャリパー

(瀬戸 学)
2009年 10月 26日