J.D.パワー、自動車サービス満足度調査
レクサスが3年連続で1位、すべてのファクターでトップ評価

2009年10月30日発表



 CS(顧客満足度)に関する調査などを行っているJ.D.パワー アジア・パシフィックは10月30日、「2009年日本自動車サービス満足度調査」の結果を発表した。この調査は、アフターサービスにおける販売店への顧客満足度を総合的に分析することを目的としたもので、今回で8回目の実施となる。新車購入後1年~4年が経過した顧客を対象に2009年6月から7月にかけて郵送調査を実施し、1万1857人から回答を得たと言う。

 新車購入店でサービスを受けた際の顧客の総合的な満足度に影響を与えるのは、「サービス担当者」(34%)、「営業体制」(19%)、「店舗施設」(16%)、「サービス内容」(16%)、「サービス料金」(15%)の5つ(カッコ内は総合満足度に対する影響度)。これらのファクターにおける複数の詳細項目に対する評価を基に、総合満足度を算出したとしている。

 その結果、2009年の総合的なサービス満足度は業界平均で596ポイント(1000点満点)。国産登録車、輸入車、軽自動車で見ると輸入車がトップで609ポイント、次いで国産登録車が598ポイント、軽自動車が587ポイントとなり、これは前年と同じ傾向だと言う。ファクターごとで見ると「サービス担当者」「営業体制」「店舗施設」「サービス内容」で輸入車が他を上回る評価を得ている。

 ブランド別総合満足度ランキングでは、18ブランド中レクサスが780ポイントで3年連続の1位を獲得。すべてのファクターにおいてトップのスコアを獲得している。次いで2位がBMWで645ポイント、3位がアウディとメルセデス・ベンツが634ポイントのタイ、5位が615ポイントでボルボ、6位が614ポイントでフォードと輸入車ブランドが続いている。

 ブランド別順位の詳細は以下のとおり。なお、シボレー、クライスラー、シトロエン、フィアット、ジャガー、ランドローバー、ポルシェ、ルノーは、少数サンプルのためランキングには含まれていない。

順位ブランド総合ポイント
1位レクサス780ポイント
2位BMW645ポイント
3位アウディ634ポイント
3位メルセデス・ベンツ634ポイント
5位ボルボ615ポイント
6位フォード614ポイント
7位日産609ポイント
8位ミニ602ポイント
9位ホンダ601ポイント
10位トヨタ597ポイント
11位ダイハツ593ポイント
12位フォルクスワーゲン585ポイント
13位三菱583ポイント
14位マツダ580ポイント
15位スバル579ポイント
16位アルファロメオ570ポイント
17位スズキ561ポイント
18位プジョー541ポイント

(瀬戸 学)
2009年 10月 30日