ルノー、「パッションデイズ2009」開催
サーキットを愛車で思い切り走る!

ルノー・パッションデイズ2009

2009年11月14日
富士スピードウェイ
ショートコース&レーシングコース



 ルノー・ジャポンは11月14日、「ルノー・パッションデイズ2009」を富士スピードウェイで開催した。ルノー・スポールモデルオーナーを対象としたサーキット走行会で、当日は土砂降りの雨の中、多数のオーナーが参加。また、アドバイザーとしてレーシングドライバーの影山正美氏が登場した。

アドバイザーとして参加したレーシングドライバーの影山正美氏当日は土砂降りの雨新旧ルノーのスポーツモデルが並ぶ
会場に集まった参加車両

 ルノー・ジャポンとして初めての開催となったサーキットイベント。プログラム内容は、ショートコース、レーシングコース走行のほか、ドライビングスキルアップを目指し、「たこつぼトライアル」「ぜろよんトライアル」と名付けられたゲームなども行われた。

 募集時に参加可能モデルとしていたのは、ルノー・スポール、アルピーヌとゴルディーニの全モデル、サンクターボ、サンクGTターボ、21ターボ、メガーヌ・クープ、メガーヌ16V、クリオ・ウィリアムズ、ルーテシア16V、スポール・スピダーなどのスポーツモデル。

 当日、参加者は運転しやすい服装として長袖、長ズボン、底の薄いシューズ、グローブの着用に、ヘルメットの持参が条件となっていた。ヘルメットを調達しなければならないので参加のためのハードルは若干高めとなり、サーキット走行は初めてという人は少数となった。

 参加者の多くは、サーキット走行に慣れた人や、すでにルノー車のコミュニティで知り合い同士という人などで、クラッシュなどのトラブルもなく1日を過ごすことができた。

 スポーツモデルを販売するだけでなく、使う場所も提供しようというルノー・ジャポンの試み、今後は全国のオーナーが参加しやすいよう東西各地方にわたって開催することや参加可能モデルの拡大などの検討もしていると言う。

 なお、土砂降りの雨の中、オープンモデルのスポール・スピダーで来場したオーナーには、ルノー・ジャポンの大極司COO(最高執行責任者)から特別賞が贈られ、会場からも拍手が送られた。

ブリーフィングは、「慣熟走行」、「フリー走行」、「レーシング走行」の段階を追って3回開催された。最初のブリーフィングでは「追い越しをされる車両は避ける側にウインカーを出す」などのサーキットで走るのに必要な基本的なルールをレクチャー
ショートサーキットでは、2台のトゥインゴRSが先導車となり、コースを慣熟走行。その後、先導走行、フリー走行とレベルを上げていく参加車両は、タイム計測のためのトランスポンダーを装着する
ショートコース走行は、4組に分かれて行われた。1回15分の2回、合計30分
オレンジとブルー、2台のアルピーヌA110が参加
サンクターボは2台の参加
土砂降りの中、2台のルノー・スポール・スピダーが参加
他グループが走行中に行われた「たこつぼトライアル」と銘打ったゲーム。「カングー」を使い、指定された枠内を枠に接触することなく180度転換して枠を出るトライアル。ちょっと車の位置取りを間違えると、抜け出すのに苦労してしまう
こちらは「ぜろよんトライアル」。「コレオス」のボンネット上に置かれたボールを落とさないように運転をするトライアル。赤いパイロンからスタートして、緑のパイロンの間にクルマを止めなくてはならない
食事後、アドバイザーとして参加したレーシングドライバー影山正美氏によるトークショー。「ドライビングアドバイス」として、サーキットを走る上での素朴な疑問に影山さんが答える形式でトークショーは進む。「普段、床までアクセルやブレーキを踏む機会は少ないと思いますので、サーキットでは存分に体験してみてください」と影山氏レーシングコースで影山さんが運転する車に同乗できる「サーキットタクシー」の抽選会が行われた

 

午後のプログラム、レーシングコース走行。午前中は土砂降りの雨だったが、午後になると雨は上がった。先導走行では、やや速め、標準、ややゆっくり、ゆっくり、の4グループで走行。フリー走行は、標準グループ、ゆったりグループの2グループに分かれて走行した
影山さんが運転する車に同乗できるサーキットタクシー会場には、「ルーテシアRS」、「トゥインゴRS」の最新モデルも用意された大きなアクシデントもなく、無事に1日を過ごすことができた

(椿山和雄)
2009年 11月 16日