三菱重工パーキング、充電機能のついた「plug-inリフトパーク」
エレベーター式立体駐車場に充電コンセントを設置

エレベーター式立体駐車場「plug-inリフトパーク」

2010年1月営業開始



 三菱重工パーキングは12月15日、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)への充電機能を持たせたエレベーター式立体駐車場「plug-in(プラグイン)リフトパーク」を開発し、2010年1月より営業すると発表した。

 plug-inリフトパークは、マンションやテナントビルなどに採用されているエレベーター式立体駐車場「リフトパーク」を改良したもので、自動車を載せるパレットにEVやPHV専用の充電コンセントを設けている。充電ケーブルを接続してから通常の入庫操作をすることで、駐車している間に自動的にEVやPHVへの充電を行える。

plug-inリフトパーク。外観上は大きな違いはないトレイ脇に設置されたコンセントと車両をつなぐケーブル接続後、通常の入庫作業をすることで、充電される

 同社では、新規の建設時はもちろん、既設のリフトパークへの後付け改造も手掛ける方針。さらに今後は、垂直循環式(plug-inタワーパーク)、平面往復方式(plug-inプレストパーク)などの主要他機種にも、充電機能を持たせていくと言う。

 そのほか、立体駐車場のエレベーター下降時の回生エネルギーを利用して電気使用量を低減する機能や、太陽光エネルギーを利用した低環境負荷型の立体駐車場も開発中で、順次市場投入していく計画だとしている。

(瀬戸 学)
2009年 12月 15日