NEXCO東日本、「Pasar三芳」のオープニングセレモニー 地元出身のタレント 吉澤ひとみさんがテープカット |
三芳PA(Pasar三芳)の案内表示。三芳PAは関越道の14KP(キロポスト)に位置する |
12月16日、関越自動車道の川越IC(インターチェンジ)~所沢IC間にある三芳PA(パーキングエリア、上り)に、新しい商業施設「Pasar(パサール)三芳」がオープンした。オープニングセレモニーは、NEXCO東日本(東日本高速道路)の井上啓一代表取締役社長をはじめ、地元埼玉県三芳町出身のタレントである吉澤ひとみさんなどが参加し、盛大に開催された。
Pasar三芳のオープン当日は、関東地方で今冬いちばんの冷え込みとなった。三芳町では最低気温2度が記録されたと言う。それでも朝早くから多くの人が並び、オープン時刻の10時には約350人もの長い列となった。
サックスカルテットの演奏に続き、壇上に上がった井上氏は、「Pasar三芳は“自然と調和したナチュラルモダン”をコンセプトにし、皆さまに憩いの場を提供したいと考えています」と挨拶。さらに「Pasar三芳では18店舗に出店いただいてますが、高速のSA(サービスエリア)やPA初出店というお店が8店もあり、これは高速道路の施設としては初めてのことです。市中で人気のお店や、ここでしか味わえないというお店もあります」とPasar三芳をアピール。さらに、「2010年度には従来の施設を建て直し、合計3376m2という“海ほたる”に次ぐ大きな施設となります。NEXCO東日本は皆さまが快適に施設で過ごしていただけるように努力していきます」と挨拶を締めくくった。
テープカットは、井上氏、吉澤さんのほか、ネクセリア東日本代表取締役社長の窪寺克次氏、Pasar三芳館長の山田一郎氏、テナント代表のセントラルフーズ代表取締役社長の辻本邦孝氏、そして近隣住民代表の島田喜昭さん、喜彗ちゃん親子も参加して行われた。テープカットの後には、吉澤さんから来館1号となるお客様へ花束贈呈。にこやかにフラッシュを浴びていた。そしていよいよ開館。長い行列が館内に吸い込まれると、すぐに館内は活気にあふれた声で満ち始めた。
テープカット後は、場所を館内の特設ステージに移し、吉澤ひとみさんとPasar三芳館長の山田一郎氏によるトークショーが行われた。
山田館長はオープンの意気込みを聞かれ、「皆さまのお力添えでやっとオープンにこぎつけました。今は“さあ、やるぞ!”という力に満ちています。よろしくお願いします」と挨拶。三芳町出身の吉澤さんは、「久しぶりに地元に帰って来られてうれしいです。三芳PAは子どものころから家族でよく利用していました。ここのソフトクリームが大好きなんです。それにしてもガラリとイメージが変わりましたね。開放感があるし、緑もあってうれしいです。三芳町そのものも緑がたくさんあるのですが、それを思い出します」と地元出身らしく語った。
ドライブについて話しが進む。吉澤さんは免許を持っていないとのこと。「ドライブは家族やメンバーと一緒のことが多いです。モーニング娘。のころも移動で高速道路をよく使ったんですけど、先輩はすぐに寝ちゃって、私は同期の辻ちゃんとかとおしゃべりしてました。それでPAに入ると、その地方限定の食べ物やお土産につい手が出ちゃいますね」。山田館長は、「Pasar三芳でも、トルコライス(M1プレート)はここが1号店ですからほかで味わえませんし、Jin Jinでも狭山茶を練り込んだスパゲティといった珍しい食べ物をご用意しています。あとでぜひ食べてみてください」と話した。
最後はPasar三芳のアピールについて。吉澤さんは「埼玉県のWebサイト内にある『コバトン倶楽部』で埼玉をアピールしていますけど、Pasar三芳も一緒にアピールしていきたいです」とのこと。山田館長は、「これからもお客様のご意見を聞いてもっとよくしていきたいと思います。それと昼は見られませんが、夜にはイルミネーションがきれいに輝きます。夜のPasar三芳もぜひご利用ください」と締めくくった。
(西尾 淳(WINDY Co.))
2009年 12月 16日